ラスベガスの比較的新しいモノをご紹介しておりますが、今回はまだオープン前の新しいカジノホテルリゾートワールドについてです。
来たる6月24日にオープンが公に発表されたので取り上げてみたいと思います。
場所は元スターダストホテルの跡地で、ちょうどウインアンコールのお向かい、トランプタワーそしてファッションショーモールのお隣になります。
ストリップでいうと北のエリアになります。ここ10年では最大規模の新しいホテルの誕生となります。
また費用43億ドルはこれまでのストリップのホテルでは最大級となります。どんなところが運営するのか気になりますよね。
このリゾートワールドはマレーシアを拠点とするゲンティングループが運営します。
事業展開としてはレジャー・ホスピタリティー、ヤシ油プランテーション、発電、石油・天然ガス、不動産開発、生命科学・バイオテクノロジー事業と幅広くやっています。
またマレーシア、シンガポール、インドネシア、インド、中国、米国、バハマ、英国と世界規模で展開しています。
このゲンティンの経営陣はほぼ中国人というグループ企業です。
さかのぼる事2013年にボイド社からこの地を購入して計画はスタートしています。
そして8年目にしてようやく完成するわけです。
その間何度も計画が変更されたり、次回触れますが訴訟問題があったりと紆余曲折を経てようやくオープンするのです。
当初のテーマはアジアでした。というか中国でした。パンダの展示、ミニ万里の長城などが計画されていましたが、その後計画の見直しでアジアンテイストは最低限にする方針に変更されました。
ホテルのオペレーションはヒルトンと提携しています。この提携はヒルトン史上最大のマルチブランド契約で、ヒルトンの3つのブランド(ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ、コンラッド、LXR)がリゾートワールドに組み込まれる事になります。
LXRはヒルトングループの最新高級ブランドです。LXRはクロックスフォード・ラスベガスという名前でブランド化されます。
またコンラッドも世界的に展開しているモダンでデザイン重視の高級ブランドです。
ヒルトンホテルズ&リゾーツは世界中に584軒展開しているメインブランドです。
この3つ巴で、リゾートワールドは最高水準のホスピタリティを手にいれました。
3月25日には新しくオープンしたバージンホテルのお祝いを大型ビジョンで行っていました。
という事で続きはまた次回。
ラスベガ男