7/23、旅の4日目は、引き続きツェルマットでのハイキング。
しかし、夕方には次の宿泊地ウェンゲンに移動するため、
前日にスーツケースの荷造りをしました。

7時に朝食を食べ、8時にホテルのフロントでガイドさんと待ち合わせです。


私は、昨晩早々に寝てしまったので早めに目が覚め、
窓からマッターホルンの朝焼けを撮影しようと
荷造りしながらまだ寒い窓の外を何度も見ていました。

あたりは明るくなっているのですが、実際にマッターホルンに
光が当たってきたのは6:15ごろでした!


【マッターホルンの朝焼け】

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今日のガイドはユウコさん。とっても明るくお話される方で
この日から2日間ご一緒しました。

ひとまず、スーツケースをホテルのポーターの方に
電気自動車に乗せてもらい、私達も乗り込んで駅まで向かいます。

駅で宅配サービス『ファストバゲッジ』を利用して
荷物だけ次の目的地へ送ります。
料金は20フラン、当日の18時以降に受け取り可能です。

これで身軽になった私達は、ハイキング用のリュックだけ持って

今日の目的地スネガ方面の地下ケーブル駅に向かいました。
地下ケーブルで5分ほど、乗り継いで、ゴンドラで5分ほど行くと
ブラウヘルトという山の中腹に到着。


車中でガイドさんと相談し、ここから山頂のロートホルンでは登らずに、
すぐにハイキングを始めることにしました。
前日に、各所の展望台からマッターホルンを眺めたので
ハイキングに時間をたくさん使いたくて!
ここからのコースは3つの湖をめぐりながら進みます!


【ハイキング開始!】

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まずは、ブラウヘルト(標高2,571M)からステリゼーに向かいます!

道中、朝早くこのあたりで草を食べていたらしい羊の
落し物が足元転がっていてそれをよけながら、
遠くで鳴くマーモットの鳴き声を聞きながら、
まだ9時前の朝早い爽やかな空気の中歩き始めました。


ステリゼーに到着すると、私達以外には、
湖畔のベストポジションに三脚と大きなカメラを
構えるプロっぽいカメラマンしかおらずとても静か。
水面も鏡のように静かでマッターホルンがしっかりと逆さに映っていました!


【Stellisee】
ステリゼーに映る逆さマッターホルン

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【湖畔を歩く私達】
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ステリゼーを出ると幅広い道を次の湖に向かって下っていきます。
このあたりの標高の高い岩場にはエーデルワイスが
見られる可能性がある!とのことで道中ガイドのユウコさんが
一生懸命探してくれました。


【ユウコさんと歩く私】
高山植物や山の解説をしていただきながら歩きます。

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途中であったヨーロッパ人のハイカーに聞くと
最近このあたりでは見ていないとのこと・・
また、7月上旬にはアルプスウェイの方がこのあたりで
エーデルワイスを見たそうですが、観光客の多いこの時期
心無い方が持っていってしまうこのもあるそうです。
岩場に目をこらしながら進みました。


【Grindjisee】
標高が下がり、木々に囲まれた湖グリンジゼーに到着!

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グリンジゼーの湖畔でいろんな角度から写真を撮っていると
「見てください!ありましたよ!一つだけ!」
とユウコさんの声が。
岩影の草むらの中に埋もれるように、一輪だけ
エーデルワイスがありました!


【Edelweiss】
「高貴な白い花」という意味を持ち、学名では
Leontpodium alpinumといい、ライオンの足の裏という
意味もあるそうです。花というよりこんもりとした
実のような花の中心が肉球っぽいです。
全体がポヤポヤした綿毛に覆われています。

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エーデルワイスに感激したところで、
最後の湖を目指して出発!
最後のライゼーに向かう途中、少し寄り道して
山小屋の風情が漂う小さな集落、エッケンへ。


【Eggenのレストラン】
スイスの家とマッターホルンがキレイでした。

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エッケンの集落付近では、あたりの斜面はすべて
お花畑。いろんなお花が混ざった絨毯になっています。


【斜面を彩る花々】

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ライゼーの手前は少々登りになっており、
薄い空気と疲れた足と格闘しながら登った私。
登山靴のふちが足首にあたってしまい擦り切れてしまっていましたガーン
しかし、がんばって最後の湖、ライゼーに到着。


【Leisee】
スネガから一番近い湖、ライゼー。
子供や犬が浅瀬で水浴びしていました。

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【Sunnegga展望台レストラン】
3時間近いハイキングでお疲れの私達。
ユウコさんが後ろから内緒で撮影してくれました。

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【ランチのチーズとパンのグラタン風】
レシュティのいもの代わりにパンを入れたような
感じの料理。二人で1つで十分な量です。

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ここでガイドのユウコさんと別れ、
夕方15:30ごろの電車までフリー行動。
ランチ終了時点で13:00まわっていたので
もともと14:30の電車だったものを1時間遅いものに
変更し、おみやげを見る時間をとりました。


このあたりの時間変更もウェンゲンだと
おみやげ屋さんが少ないから見ておいたほうが
いいという提案によるもの。それにウェンゲンに
早く着き過ぎても荷物が18時以降受け取りだから
時間もったいないですしと。


おかげで、2日間と短かったツェルマット滞在も
無駄なくぎりぎりまで楽しむことができました!

ツェルマットに下りてから、おみやげ屋さんを
散策し、目当てにしていたものをいくつか購入!
名残をおしみつつ、ツェルマット発の電車に乗り込みました。


そこから、3時間あまり、ベルナーオーバーラント地域の
ウェンゲンに入りました。
ウェンゲンは、湖にはさまれた町インターラーケンから
1時間ほど山に入ったところにあります。


ベルナーオーバーラントでは、ほとんどの観光客は
グリンデルワルトに宿泊するのですが、
前回の旅行でそちらに宿泊した私達は、
今回は敢えて静かな山岳リゾート、ウェンゲンにしました。
前回も移動中に経由したこの村をとっても気に入っていました。


【ウェンゲン鉄道からの眺め】
ラウターブルンネンからウェンゲン鉄道に乗り換え
町を見下ろすと、よくポスター写真に使われる
谷と滝と協会の風景が広がります!

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ウェンゲン鉄道の車中で、ガイドのユウコさんと再会。
駅で待ち合わせでしたが、同じ電車に乗っていたので
時間短縮で車中で打ち合わせ。
翌日の待ち合わせなどを確認し、駅に着くと
ホテルまで案内していただきました。


【ホテルは村の目抜き通りの突き当たり】

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ホテルで一休みし、荷物を受け取り、シャワーを浴びて食事へ。
ホテル手前にあるレストランで食事をして充実の4日目を終了!