はるすけの淡い恋物語中学編最終話〜2人の行く末〜 家に帰りポケットティッシュを眺めながら考えた。 (なんでポケットティッシュなんやろ?何かの暗号やろか?このキャラクターに意味があるんか?) 寝転びながらティッシュを上に投げては受け取って投げては受け取ってを繰り返し頭をフル回転にして考えた。 (意味なく渡すはずないやろしな、、何かあるはずや、、) 起き上がってティッシュをくるくる回してみた。 ふと気づく、、封が開いてる、、、 (まさか使い古しのティッシュを渡す訳ないやろうしな) ティッシュを取り出してみた。 な、なんと全てのティッシュに先輩が直筆でメッセージを書いてくれていた。つまりティッシュが手紙になっていたのだ。 なるほど、、みんなの前で手紙を渡すのは怪しい、、ティッシュなら何も疑われない、、であろう?? さすが先輩だ。頭がキレるな。 内容は恥ずかしくて言えないがその時の先輩の感情や受験のことバスケのこと俺のこと本当にティッシュ全体に小さな文字でビッシリ書いてくれていた。 その日から毎日のようにポケットティッシュを渡してくれた。僕が通るのを待ってくれていた。先輩の家が近くなると今まで話してた声の倍の声の大きさで友達と話をしながら通り過ぎるふりをした。そうすると俺の声に気付き先輩が窓を開けて下に降りてきてポケットティッシュをくれた。 気付けばポケットティッシュは箱いっぱいに溜まっていった。 そしていよいよ卒業の時期を迎えようとしていた。じつは先輩はアメリカに留学が決まっていた。卒業したら会えなくなってしまうのだ。僕は辛くて辛くてどうすればいいのか分からなかった。近くの高校なら会うことだってできるのにまさかアメリカ留学するとは思ってもみなかった。でも英語が得意な先輩だったから言われて納得したのも確かだった。 そして卒業式、、 先輩の姿を目に焼き付けようと思ったが辛くてまともに見ることができなかった。(先輩卒業おめでとう) とうとう先輩はアメリカに行ってしまうのだ、、 もう2度と会えなくなるんだな、、 その時、家の電話が鳴った、、プルルルルプルルルル 親が電話に出た。「はるすけー○○さんから電話!!」 えー!!!慌てて自分の部屋から飛び出し途中足をぶつけながらも痛みに耐え電話のある部屋へ猛ダッシュした!! 「もしもし!!」と電話で会話を始める。内容は先輩が部活で着ていたトレーナーやリストバンドなどいらないか?と言う内容だった。勿論僕は「欲しいです。」と答えた。でも僕が貰ってもええんやろか?トレーナーは3年間使ってたものやし。そんな思い出の品を貰えるなんて、、 「じゃあ明日の16時に○○辺りで待ち合わせよう」 と言われ「はい。では明日!!」 最後会えるとは思ってなかったからその嬉しさときたら半端なものではなかった。 夜も眠れなくなるほど緊張していた。 明日会ったら何を話そうか。色々と頭を駆け巡った。翌日になりいよいよ待ち合わせの時間。そこには先輩がいた。 「久しぶり!!」先輩は笑顔で迎えてくれた。 「お久しぶりです。アメリカにはいつ行かれるのですか?」僕は尋ねた。 「明日やで。」先輩はさらっと答えた。 「そうですか。会えなくなりますね。寂しいです。」 目を合わすことができずに遠くを見ながら話した。 そんな僕に先輩は言った。 予想もしなかった言葉に驚いた。 「キスしてあげようか?」 僕は息をのんだ。 (そらキスしたいけど、、) 下心を隠しながら僕はこう返した。 「先輩!キスは好きな人にしてあげて下さい。」 そう答えた直後に先輩の柔らかい唇が僕の唇に触れた、、 そして先輩はそのままかけて行った。 「じゃあね!!」笑顔で手を振りながら、、、 じゃあねって先輩ずるいな(涙) これが先輩と僕の最後の日となった。 家に帰って貰ったトレーナーや靴下に混じり最後の手紙が入っていた。 内容はご想像にお任せしよう。 それを読んで声を出しながら大泣きした僕、、 こうして淡い淡い2人の日々の幕はおりた。 その数ヶ月後アメリカで先輩は外人と付き合い始めたと風の噂で聞いた。 うん先輩らしいね、、 中学生時代の僕達はまだまだ子供で恋愛ごっこにしか過ぎなかったのかもしれない。だが確かに2人はドキドキやワクワクを共有し寂しさや切なささえも共有し1日1日を一生懸命生きていた。 20年以上経った今でも鮮明に思い出せるのは純粋に人を好きになり恋愛の楽しさや辛さを味わったかけがえのない青春時代だからだろう、、 特別な青春時代をありがとう先輩、、、 おわり 長々とご拝読頂きました皆様ありがとうございました。 #写真好きな人と繋がりたい #淡い恋物語 #中学時代の思い出 #カメラ好きな人と繋がりたい #空好きな人と繋がりたい #朝日 #朝焼け #エッセイ#

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