何も悩みがなく、人生をクールに淡々と生きている人がいます。それはある意味マイペースな生き方といえるわけですが、そのような人は本当に悩みなどないのでしょうか?
<CASE・35>
「寂しいライフスタイルなのに、寂しいとは思わない」
【相談したい事】
正直申しまして、“生きるか死ぬか”というような悩みはありません。仕事もあり、収入も食べる物も住む場所もあります。健康状態も、多少冷え性だったり肩こりだったりしますが問題ありません。ただ、恋人がいれば、また違った生活になるのかもしれませんが…。
私はなかなか恋人ができません。自分でも受身であることは、よく分かっています。男性としゃべるのが怖い、というようなことはありません。気の合う人となら、男女関係なく仲良くなれるほうです。ですが、恋愛対象になるような人は、今はいないのです。
私は、部屋で一人で過ごすことが寂しいとは思いません。仕事が終わると、特別な用もないのに真っ直ぐ家に帰ります。寄り道はほとんどしません。
また、お酒が苦手な為、飲み会の誘いもほとんど断っています。断る理由はもう一つあって、私は夜、外にいること、つまり、家に帰らずにいることが恐いのです。冬などは、夕方でも深夜と暗さ加減が変わらないので怖いのです。
このような性分は、何か前世から影響を受けている部分があるのでしょうか? 幼い頃から“輪廻転生”という考えは信じています。これからもっと良い人生を送れるように、私の前世を見ていただきたいです。
【彼女の前世】
古墳時代の女性が見えました。お米を作っていて変わった服装をして働いています。ですが、その土地でお米がなかなか取れない年がありました。そのためあなたは、収穫できなかった腹いせに、その村で見せしめのような形となって亡くなっています。
こういう場合、雨乞いのための生贄というパターンなんでしょうが、何か雰囲気が違うのです。村人達が酷く怒っているし、あなたに対する扱いも酷いので、処刑されたという感じでしょうか。むしろ、処刑兼生贄といった感じかもしれません。
あなたは壷みたいな物に入れられたのです。その周りを囲むようにして、村人が雨乞いをしています。そして、儀式が終わると、その壷は蓋をされて放置されたのです。
だから、あなたは暗闇がすごく怖いのだと思います。
死に間際にあなたが思ったことは、「誰かに虐げられることもなく、普通に生活して普通な人生を送りたかった。何故この時代に生まれてしまったんだろう」と悔恨の気持ちでした。
【彼女の前世から視る診断結果】
あなたは、なかなか彼氏ができないそうですね。当分できないと思いますよ。なぜなら、以前にあなたを思っている男性がいて、念を送っているからです。つまり、生霊が憑いてるんです。写真からそれがよく伝わってきます。
また、あなたは家に居着いて外に出たくないはずです。なぜならそれは、生霊が出さないようにしてるから。あなたはそれを早く自覚したほうがいいですよ。
暗闇が怖いのは前世からの影響なので、そのことを認めて少しずつ暗闇に慣れるということをしてください。そうしないと、もし災害が起きた時にパニック症候群になって取り返しのつかないことになってしまいます。なるべく早く…。
暗闇は怖いものではないんですよ。何が恐いのかな? たぶん自分が勝手に作る“不安”が怖い材料になるんです。昔から闇が来るのは当たり前のことなんですから。
とにかく暗闇に慣れるということを自分から率先してやって欲しいのと部屋にいる生霊を何とかした方がいいですね。心当たりがある人に連絡してみてください。
応急処置としては…、過去の思い出を処分するとか、思い当たる男性がいるなら早急に何らかの対処をしてください。それと寝る場所に塩を盛る。今寝ている方角を変えたほうがいいです。ちょっと胃にもきているみたいなので食べ物に気をつけて。自分で大丈夫と思っているみたいだけど、たまに神経的なものできてるはずです。
それらすべてのことを含めて、家に閉じこもることなく、思いっきり遊ぶなどして発散したほうがいいでしょう。
あなたが良い人生を送れるようになるには、まず夜に慣れることです。それがすべてです。闇が来て、次に朝が来るのは自然現象なのだから。この当たり前のことに慣れないといけません。生きていくための基本だから。その基本が分かってくると闇の中でも楽しいこと、あるいは暗闇だからこそ見えてくるものもあります。
今のままでは…厳しく言えば、もっと悩むことができた時、あなたは何もできないと思います。自分が悩んでいることさえも分からないと思う。それは、とても大変なことですよ。
空を見た時、闇があるから星が見えるけど、日中は星が見えないでしょ? それと同じ。夜空の美しさは、夜でしか見られないことなのです。
今のあなたは、自分自身を照らし出すことをしていません…自分を見つけることができていません。だから、まず外に出て星を見ることから始めて下さい。
[幸せになるための教訓]
●醒めた気持ちはクールな性格なのではなく、生霊に操られているのかも。
〔出不精なのは性格ではなく、目に見えない何者かが外へ出さないように邪魔をしているのかもしれません。〕
●別れた相手が念を送る。
〔元恋人がストーカー行為をしなくても安心しないでください。いつまでも思いを断ち切れずに未練を持っていると念を送りやすいのです。思う気持ちが強ければ強いほど、それは生霊となってやってきます。〕
●夜は恐れるものではない。
〔子供のようにお化けが出そうだからといって怯えていませんか? 星空という美しい演出は夜にしか見られないのですよ。〕
<後記>
「生きるか死ぬかの悩みはない」と言う人ほど、自分が心の内側に抱えている本当に大きな悩みに気づいていないものなのです。霊視してみて初めて分かる真実というのもあるんですね。