米テスラ・モーターズが─、
2017 年に発売予定の電気自動車 ( EV ) の、
普及モデルにおいて、
搭載するリチウムイオン電池をパナソニックが、
独占的に供給することが発表されて久しい。
聞くところによると─、
それ以前のテスラの主力モデルにおいても、
独占契約ではないものの、
実質的には、パナソニックが全面供給して
来たという。
私は電気自動車のことなど専門外で、
よくは分からないが…、
「 リチウムイオン電池は EV の中核部品で、動力源にあたる 」
( 日経新聞社 2016/1/9 )
との主張が、言葉通りであるならば─、
結局、根幹部分は日本製…?なんて、
考えてしまったのは、私だけであろうか?
もちろん─、
バッテリー部分だけを取り上げて、
全てを論じるのは短絡的過ぎるだろうが、
しかし─、
技術的なことを言えば、
テスラ・モーターズが成し得たことは、
日本のメーカーでも十分に、
成し得たことだったのではないだろうか…?
では─、
なぜ、出来なかったのか?
こういう場面で、よく取り沙汰されるのが、
日本の起業家精神の欠如といった、
批判的論調である。
確かに─、
先駆者と言うのは、物語の主人公としては、
大変、魅力的ではあるし、
そういう点では─、
映画や小説、または、ドキュメンタリー番組などでも、
もてはやされても来た。
あたかも─、
それが、ビジネスの理想像であるかのように。
しかし─、
実際、企業のホンネとしては、
出来れば避けて通りたい仕事の1つと言えよう。
( 次回へつづく... )
『 世間ではカッコ悪いとされて来た方法が、実はビジネスの王道だったりするから厄介だ…!? 』