前回の記事は、こちら─、
『 スティーブ・ジョブズが iPhone をリリースするに当たり、敢えてやらなかったこと!? 』
大企業は製品の出力のばらつきを抑えたがる。
大失敗を避けたいからだ。
出力のばらつきをなくすと低い点は消えるけれども、
高い点も消えてしまう。
でも大企業にとっては、それは大した問題じゃない。
大企業は、すごい製品を作ることによって勝つのではない。
他の企業よりも下手な手を打たないことによって勝つのだ。
( ポール・グレアム / 米のベンチャーキャピタル )
しかし─、
自分のような個人事業家が、大手と同じ "陣形" で、
戦いに臨んでも勝ち目はない。
大手が入り込んで来ない隙間を見つけて ( 作り出して )、
市場に斬り込んで行く必要がある。
しかし─、
そんな隙間が、おいそれと見つかるのなら、
誰も困りはしない。
であるならば─、
とことん、大手とは逆の道を行くのも、
一つの手である。
幸いなことに、個人事業であれば、
たとえ1つのプロジェクトに失敗したとしても、
誰に非難されることもなければ、
社内の反対勢力に、気を揉む必要もない。
そもそも─、
同僚などいないし、
それゆえに、根回しとも無縁だ。
もっとも─、
「 悔恨 」という名の厄介な批判者はいるが…。
一人だけで始められるベンチャー企業はほとんどない。
でも秘密裡にやることにも利点はある。
秘密のプロジェクトというだけで何かわくわくするものがあるし、
失敗したって誰にもばれないんだから、大胆な挑戦ができる。
『 知っておきたかったこと 』( "What You'll Wish You'd Known" )
http://practical-scheme.net/trans/hs-j.html
私は─、
これまで、ソフトウェアの開発販売に取り組んで来たわけだが、
昨今、ネットに接続していることが当たり前になった環境では、
ソフト本体を CD-ROM に焼いてパッケージにする必要もなければ、
紙媒体による取り扱い説明書を作成する必要もなくなった。
すべてはネットからダウンロードにより提供できるし、
バグフィックスやアップデートなども随時、可能だ。
( つまり在庫を抱える必要がない。)
だから…、
( 次回へつづく... )
『 かつて猫も杓子も「 ネットは簡単に稼げる 」と吹聴しまくった理由とは…? 』