前回の記事は、こちら─、
『「 お客様のことを第一に考える 」のは、会社の勝手!? 』
社内において売り上げをあげることは、
"善" であったとしても、
お客は、あなたの会社の売り上げに貢献するために、
存在しているわけではない。
たいていの場合─、
お客は、あなたの会社になど興味はない。
お客にとっての最大の関心事は、その商品やサービスが、
自分にとって価値があるか否かということだけ。
自分にとって、お金を出してでも、
手に入れる価値があるのなら、そうするし、
そうでなければ、そうはしない。
それだけのことである。
従って─、
あなたが、"お客様のことを第一に考えたい"
と主張するのは勝手だが、
お客からすれば、別に好いてもいない
異性からのラブコールと同じで、
考え様によっては、お節介な話でもある。
しかし─、
社内においては、とりあえず、
それに同調していれば、身は安全だ。
なぜなら─、
それが、企業という名の、
「 お客様一神教団 」における教義だから。
しかし─、
ひとたび、それに異を唱えようものなら、
たちまち「 異端 」とされ、
ビジネスを理解せぬ未熟者として、
ダメ出しを喰らう日々を過ごすことになる。
もちろん─、
それでもあなたが、
自分が提供できる商品やサービスを通じて、
お客様、ひいては、社会に、
貢献して行きたいとお考えであるのなら、
私が、とやかく言う筋合いはない。
または─、
ただ単に、自分の収入を、
増やしたいという理由でも良いだろう。
別に─、
志の高さが、売り上げに、
比例するわけではない。
ただ問題は…、
( 次回へつづく... )
『「 お客様のことを第一に考える 」と言える資格のある人間とは? 』