「 お客様のことを第一に考える 」
世間の会社では、よく耳にするお題目ではないだろうか。
- 「 お客様のニーズが大事 」
- 「 お客様の声に耳を傾けることが何よりも重要 」
- 「 お客様のおかげで~ 」
- 「 お客様は神様 」
etc...
とにかく─、
「 お客様~ 」
というキーワードを枕詞に付けておけば、
すべては正当化されるとでも言わんばかりに…。
「 お客様 ( 神様 ) は、こう告げられた 」
まるで─、
一神教の教義のようだ。
確かに─、
お客様は大事である。商売である以上は、
お客様が大事じゃないなんてことは有り得ない。
しかし─、
そこまでして、お客様の一挙手一投足に、
敏感になる理由は…、
結局のところ─、
自社商品を、ごひいきにしてもらいたいからである。
そのためには─、
日々、"善行" を重ね、極力、お客様 ( 神様 ) の、
ご機嫌を損なわぬよう努めなければならない。
もっとも─、
私も企業人である以上は、あまりこういった部分の、
本音と建て前を、ほじくり返すつもりはないが、
しかし─、
社内において売り上げをあげることは、
"善" であったとしても、
お客は、あなたの会社の売り上げに貢献するために、
存在しているわけではない。
たいていの場合─、
お客は…、
( 次回へつづく... )
『「 お客様のことを第一に考える 」と主張する人間の、よくある勘違い!? 』