前回の記事は、こちら─、
『 こういうワルだくみに関してだけは、知恵がまわる!? 』
かつて、私の知人の営業マンは─、
「 一流の結婚詐欺師は、一流の営業マンでもある 」
と語ったことがあるが、
物事には、すべて両面がある。
そして─、
人からお金を貰い受ける手段としての、
「 表面 」が営業であるとするならば、
詐欺とは─、
その「 裏面 」であると、
言えるのではないだろうか?
であるならば─、
物事を裏面から眺めてみるのも、
一法であろう。
彼らを犯罪者として、
片づけてしまうのは簡単だ。
しかし─、
「 裏面 」にいる者たちが、それだけの、
"業績" をあげているというのなら、
「 表面 」にいる我々も、業績の悪化を、
不況のせいには出来まい。
冒頭でも述べた、
知人の営業マンが、くしくも─、
「 一流の結婚詐欺師は、一流の営業マンでもある 」
と語ったのは、
①対象となる相手を的確に見つける
②相手にとって価値ある魅力的なものを提供する
という仕事を、彼らが、
確実に実行しているからに他ならない。
そして─、
その相手としても、自分が必要としている、
価値あるものを手に入れることができるのなら、
喜んで、その対価を支払うというわけだ。
もっとも─、
詐欺師が提供するものは、ウソっぱちであるわけだが、
額面通りのものを提供できるのであれば、
何も問題は、ないわけである。
( 次回へつづく... )
『 多弁な者はこうして生み出される!その残念な理由とは? 』