「 将棋とは○○のゲームである 」( 米長邦雄 / 将棋名人 ) | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

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人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

前回の記事は、こちら─、
『 サッカーの試合でよく「 ゴールポストに嫌われた 」などと言うことがあるが、あれは本当に… 』



ある知り合いのつてで、将棋の故米長邦雄名人の講演に、
足を運ぶ機会を得たことがあった。



その際─、



名人のクチから語られた言葉は、
大変、興味深いものであった。



まず─、



名人は将棋のことを、
ハッキリと「 運 」のゲームであると語った。



通常─、



運に作用されるゲームと言えば、
すごろくやトランプなど、



サイコロの出方や、配られたカードによって、
勝敗に影響が出るということは分かる。



しかし─、



こと将棋においては、敵味方双方の駒は、
すべて盤上に並べられており、



偶然の要素が入り込む余地は一切ない。



すべては─、



「 実力 」対「 実力 」、「 頭脳 」対「 頭脳 」の勝負である。



当時の私は、そう考えていた。



しかし─、



実際は、そうではないと言う。



もっとも─、



あらかじめ、お断りしておくと、
これはトッププロの世界の話であり、



我々が普段、遊びで楽しむ程度の、ヘボ将棋の、

レベルにおいては必ずしも当てはまるとは限らない。



しかし─、



トッププロともなると、
実力は、もはや拮抗していると言う。



その中で勝ちを得て行くためには、当然、実力以上の、
プラスαの要素が必要になって来ると言う。



米長名人によれば、それが、
「 運 」であると言うのだ。



運と言うと通常、我々は…、



( 次回へつづく... )
『 ある勝負師が語る運のコントロール術 』