私事で恐縮だが、うちの長男も、はや5歳になり、
現在は LEGO に夢中である。
そんな数週間前の週末のこと。
自宅のパソコンで YouTube にアップされている、
LEGO 関連の動画を観せてやると、
それ以来、ことあるごとに、
「 観たい 」と、せがむようになってしまった。
さすがに─、
自分でパソコンを起動し YouTube のページを開いて、
目的の動画を検索するということまでは、まだ出来ないが、
こちらが─、
LEGO の動画を視聴できるところまでを準備してやると、
まだ手に余るようなマウスを器用に操作して、
サイドバーに表示されている関連動画なども、
自由に視聴できるようになった。
私の幼少期はと言うと─、
当然、ネットなどは、まだ片鱗すら存在しておらず、
ビデオさえも、まだ普及していなかった時代である。
それは─、
ひとたび、テレビ番組の放送を見逃せば、
再放送を待つ以外、
二度と、その番組を観ることはできないという、
時代でもあった。
幼少期のある日、
どうしても出かけなければならなかった私は、
当時、大好きだった『 スパイダーマン 』の、
その日の回を諦めなければならず、
大変、悔しい思いをしたことを、
いまでも、ハッキリと覚えている。
昨今─、
「 デジタルネイティブ 」などという言葉が、
聞かれようになって久しいが、
生まれた時から、数 GB のメモリとマルチコアを搭載した、
手のひらサイズのコンピュータがあり、
ネットが世界中に張り巡らされ、
2010 年などという、かつては SF 映画でしが、
聞いたことがなかったような時代に生を受けた我が子たちは、
一体、どのような世界観の中で成長していくのだろうか?
と、私は感慨にひたらずにはいられない。
しかし─、
妻の考えは少々、異なっていた…。
"こんな小さいうちから、
パソコンをさわらせるなんて良いのだろうか?"
( 次回へつづく... )
『 コンピュータを毛嫌いする人たち、その根深い "反電感情"!? 』