前回の記事は、こちら─、
『 1つ質問、ビジネス書のタイトルを見て買おうと思いますか? 』
しかし─、
出版社側も敢えて、このような露骨なタイトルを、
付けて売り出すということは、
その方が、購買層の "食い付き" が良いという、
統計結果が出ているがゆえなのであろう。
まあ─、
そうだと言うのなら、それはそれでいい。
肝心なのは、その内容だ。
だが─、
ビジネス書だの、マーケティングなどと言うと、
一見、もっともらしい分野のようにも思えるが、
所詮は─、
お金儲けについて述べた本であり、
そもそもからして─、
お金儲けというものには、とかく、
胡散臭いイメージが付きまとう。
特に─、
これは、日本において、
顕著なことかも知れないが、
金儲けに励むことは、
あまりスマートな振る舞いとは見なされず、
「 金勘定をすると芸が汚くなる 」
などと言うように─、
どちらかと言えば、批判的な論調で、
語られることの方が多いのではないだろうか?
実際─、
私自身もかつて、一プログラマーとして、
日々、ソフトウェア開発の仕事 ( だけ ) に、
邁進していた頃は、
そのような考え方を善しとしていた。
もちろん─、
それも間違いではない。
曲がりなりにも人様から、
お金を貰って提供できるだけの、
確固とした専門スキルを、
身に付けるなどというのは、
決して─、
一朝一夕で成し遂げられるものではない。
少なくとも、人生の、
一時期においては脇目も振らず、
己の技術の研鑽だけに励む期間、
というものも必要ではある。
( 次回へつづく... )
『 会社勤めをしている、そこの君、君はまだ1円たりとも自分の力で稼いだことはない。』