前回の記事は、こちら─、
『『 マッドマックス 』に見る、我々の "進歩" した社会 』
※ネタバレ注意!
ここから先は、作品のストーリーに関する、
内容にも触れています。
お読みになる場合は、そのことを踏まえた上で、
自己責任にて、閲覧を願い致します。
そこでは─、
女性たちは、もはや "ボス猿" の子を受胎するだけの、
"繁殖器" としての存在でしかなかった。
そんな忌まわしき世界で、
一人の女性リーダー、フュリオサは、
自分たちの人生を取り戻すべく、
女性たちを引き連れ、逃走劇を開始する。
自分の生まれ故郷である、
「 緑の地 」を目指して。
しかし─、
この世界の創造主たる、
監督のジョージ・ミラーは、
彼女たちに、
さらなる過酷な運命を与える。
彼女たちが犯した過ちが、
一つあったとすれば、
それは─、
今いる世界から抜け出せば、そこには、
"約束の地" があると信じたことだろう。
しかし─、
彼女たちが信じた "約束の地" は、
既に変わり果てた姿へと変貌していた。
それは─、
存在はするが、志半ばで、
たどり着けずに終わるのとは、わけが違う。
たとえ─、
目指した場所に、
たどり着けなかったとしても、
そこを目指したこと自体には、
何らかの意義も、見いだせるかも知れない。
しかし─、
自分が信じ、追い求めたものが、
実は "幻" でしかなかったというのは、
もはや─、
人生を、全否定されたに等しい。
"希望は持つな、心が壊れたら残るのは狂気だけ"
そして─、
彼女たちは、ある決断を迫られる。
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( 次回へつづく... )
『『 マッドマックス 』に見る、我々が見落としがちな最善手 』