かねてよりアナウンスのあった、
スターウォーズのシリーズ、第 7 作目─、
『 スターウォーズ / フォースの覚醒 』
が、ついに 2015 年 の 12 月に公開され、
その年の暮れから、翌年の初めにかけては、
世間が、スターウォーズフィーバーに、
沸いたことは、まだ記憶に新しい。
この、お祭りぶりは─、
そのわずか、四か月前に公開された、
ミッションインポッシブルの最新作、
『 ミッション:インポッシブル / ローグ・ネイション 』
の存在さえ、過去のものへと、
引き離してしまうほどであった。
しかし─、
今回、あえて取り上げたいのは、
そのさらに、二ヶ月前に公開された、
『 マッドマックス / 怒りのデスロード 』
という作品である。
『 スターウォーズ 』も、気が付けば前作の、
『 エピソード3 / シスの復讐 』( 2005 年公開 ) から、
はや、十年の歳月が経過しているが、
こちらは前作の『 マッドマックス / サンダードーム 』
( 1985 年公開 ) から数えると、
実に 27 年ぶりの復活と言える。
この『 マッドマックス 』シリーズも、
1979 年の第一作目公開以降、
その独自の世界観から、多くの「 信者 」を獲得し、
後の映画やコミックなどにも、
多大な影響を与えたことは、周知の事実であろう。
私も、かつて十代の頃に、
幾度となく鑑賞し ( 当時は VHS ビデオ )、
あの V8 の "怒号" に、
魅了された人間の一人だったが、
今や私も、人並みに所帯持ちとなり、
週末にはプリウスで、
五歳と四歳になる子供たちを、
近所のショッピングモールに連れて行く日々が、
板についてしまった今日においては、
再び、あの世界観に舞い戻る精神力も無く、
公開当初は、スルーしていた。
しかし─、
先日、何気なく眺めていた、
Amazon のレビューの一文に目が留まり、
今回、おそばせながら、
DVD を手にすることとなった次第である。
※ネタバレ注意!
ここから先は、作品のストーリーに関する、
内容にも触れています。
お読みになる場合は、そのことを踏まえた上で、
自己責任にて、閲覧を願い致します。
( 次回へつづく... )
『『 マッドマックス 』に見る、我々の "進歩" した社会 』