前回の記事は、こちら─、
『 1つの欠点で9のメリットを否定する人たち 』
そもそも─、
こういう話題になると、いつも思ってしまうのだが…、
確かに─、
コンピュータは、多少 ( いや、かなり… )、
複雑な構造をした装置ではある。
しかし─、
所詮は道具に過ぎない。
つまりは─、
鍋や、絵具と変わらないということだ。
そこまで言うのは極論だと言うのなら、
システムキッチンだと思ってもらえれば良い。
多少、電化されて便利な機能が搭載されてはいても、
キッチンが、おいしい料理を作ってくれるわけではないように、
それらの道具を使って、何をするかは、
結局のところ、人間の知恵次第と言える。
アルゴリズム作曲のパイオニアの一人で、
カリフォルニア大学サンタクルーズ校の、
ディヴィッド・コープ名誉教授は、
コンピュータが自動作曲した場合、
その曲の作者は一体、誰になるのか?
という問いに対して、
悩んだ末に、次のように結論付けている。
「 穴を掘ったのは、人間であってシャベルではない 」
従って─、
コンピュータを論じるに当たり、
創造性なるものを持ち出すこと自体が、
( 気持ちは分かるが… ) ナンセンスなのだ。
これは─、
コンピュータというものに対して無知な人間が、
作り上げた "暗鬼" に他ならない。
それに─、
創造性などと安易に言うが…、
( 次回へつづく... )
『 コンピュータには創造性がない?そう言う君は? 』