寝る前に死ぬ | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

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人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

今日だけ考えて生きる
昨日も明日も考えない
寝る前に死ぬ
運良く次の朝も生きていたら、またお会いましょう

( スペインの諺 )



なんと、清々しいシンプルな生き方であろうか。



私は出会った瞬間から、
この諺が気に入ってしまった。



こんな風に生きて行けたら、最高だと思う。



そういえば以前、こんな小説を読んだことがある。



『 闇が落ちる前に、もう一度 』( 山本弘 )



内容はというと─、



バートランド・ラッセルによって提唱された、



「 世界は実は 5 分前に始まったのかもしれない 」



という仮説をモチーフにした作品で、



"宇宙の真の姿" について独創的な理論を構築した、
ある宇宙物理学者が、



宇宙は、わずか 8 日前に誕生したことを、
証明してしまうというもの。



もちろん─、



これは、作り話に過ぎないのだが、



しかし─、



人生の大部分は幻想 ( イリュージョン )。
だって、過去の出来事はすべて記憶、
そして、未来は想像、
どちらも幻想─、
記憶は信用できないし、未来については、推測するしかない。
絶対に現実であると言い切れるのは、いまこの瞬間だけ─、
しかもそれだって、想像から記憶へと刻一刻と変化し続けている。
人生の大部分は幻想。
『 イリュージョニスト魔術師(上) 』( ジェフリー・ディーヴァ ) より



この世界がもし、
この瞬間に突如、現在の状態で出現し、



過去、起きた ( と我々が認識している ) 出来事は、



すべて、そうであったかのように、
宇宙によって "ねつ造" されたものであったのだとしても、



今のところ─、



我々には、それを否定する術は、
ないように思われる。



そして─、



もし、そうなのだとしたら、



文字通り世界は、
"出来立てホヤホヤ" だということになる。



( 次回へつづく... )
『「 明日、死ぬとしたら生き方が変るのですか? 」( チェ・ゲバラ ) 』