前回の記事は、こちら─、
『 私がメンターから教わった恐ろしい「 売り上げの公式 」』
世間では─、
高度な技術があり、ベンチャー企業を立ち上げたが、
事業としては上手く立ち行かず、
会社は倒産してしまった…、
という話を、よく耳にするが、
これらはまさに、
商品力のポイントだけが高く、
集客力や販売力にポイントが伴わなかった例と言えるだろう。
また─、
その一方で、販売力ばかりに注力し、
商品力を鍛えることを疎かにしていても、
やはり、結果はついては来ない。
かつて私が在籍した会社の社長は、
営業の現場、叩き上げから、
事業をおこした人物で、終始一貫して、
「 大事なのは技術ではない!」
というスタンスの持ち主だった。
これは─、
いま述べた、高度な技術力がありながら、
売り上げをあげられず、
廃業に追い込まれていくベンチャー企業や、
当時、相次いで業績不振に陥っていた、
大手製造業などを戒める意味もあったのだろうが、
技術偏重を戒めることは、決して、
技術の重要性を軽視することではない。
技術開発についても、営業力についても、
共に重要であることを、この売り上げの公式は示している。
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ところが─、
確固とした技術力や専門スキルを持たぬ者が、
ことさら声を大にして、
技術批判を展開するということも、また、
世間では、少なからず見受けられる事実である。
ちなみに─、
その会社は、私が退職後、ほどなくして倒産した。
今回、述べてきた、この売り上げの公式は、
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自分のビジネスが "不調" を来した時、
その原因を探る上での "診断ツール" であり、
常に立ち返るべき、指針であるとも言える。