私は、かつて、
柔道を習っていたことがある。
とは言っても─、
所詮は小学生の頃の話で、
白帯に始まり白帯に終わった程度なので、
到底、柔道について偉そうに、
語れるレベルなどではないのだが、
そうは言っても、
多少なりとも習っていたこともあり、
いまだに、オリンピックなどでも、
注目して観戦してしまう種目は、
やはり─、
野球でもサッカーでもなく、
柔道であったりする。
かつて日本では─、
1990 年代半ばから、
2000 年代半ばにかけて、
定期的に格闘技イベントが、
開催されるようになり、
一時期、大晦日などでも恒例の番組となっていたことを、
記憶されている方も多いと思う。
私も、そのような経緯から、
多少は興味をもって視聴していた人間の一人だったのだが、
当時─、
そういった格闘技イベントで活躍した選手の中には、
柔道出身者も少なくなく、
彼らが比較的好成績をあげていたことから、
私はますます、格闘技に興味を抱くようになって行った。
と言うのも─、
私がかつて道場に通っていた小学生の頃、
柔道というと、
やはり─、
格闘技としては、
どちらかと言えば地味な存在で…、
その人気は、常に、
空手の二番手に甘んじる存在であったことは否めない。
そのような柔道出身の選手たちが、
空手やキックボクシングの選手たちを負かして行く姿は、
やはり、胸がすく思いであったことは事実だ。
このように─、
格闘技ファンの多くは、自分が "ひいき" にしている、
格闘技というものがあったりするもので、
そのようなことから、
格闘技ファンの間では、度々、
「 最強格闘技論争 」
なるものが、起こるべくして勃発する。
( 次回へつづく... )
『 会社で哲学だの精神論だのを論じるつもりなら、いっそのこと坊主にでもなったらどうかね 』
【 関連記事 】
『『 ウサギとカメ 』では、カメのようであれと教えられるが、実際は!? 』