前回の記事は、こちら─、
『 秘密裡に物事を進めることの厳しさと2つの利点 』
とは言うものの…、
大学での研究のために作成したプログラムとは違い、
公開できるソフトウェアという形に、
仕上げるには、
まず─、
ユーザにとって使いやすい、
インターフェイスが必要となるし、
それに伴って─、
「 コピー / 貼り付け 」
「 元に戻す / やり直し 」
などの、編集機能も求められてくる。
また─、
ひとえに「 自動編曲 」と言っても、
あらゆる要望に対応できるわけではない。
従って─、
同じジャンルの人気ソフトなどを、
参考にしつつ、
それらとの "境界線" を、
戦略的に決めて行かなければならない。
他のソフトにはない、
"独自色" を、どこに見出すか?
これは─、
例えば、何らかの機能の、
有る無しのみならず、
同じことをするにしても、それが、
他のソフトに比べて容易である、
といったことによっても、
見出すことが出来るだろう。
とは言うものの─、
競合ソフトの方ばかりを向いているようでは、
"一体、誰のためのソフトなのか?"
という話にもなりかねない。
当然─、
ユーザーたちは、大学の論文の、
ネタになるような音楽を求めているわけではない。
自分たちが音楽に取り組む上での、
"実用的" なツールを求めている。
かくして─、
ふたを開けてみれば、
大学の頃に取り組んだ研究内容からは、
随分と、かけ離れた設計の、
ソフトウェアが出来上がった。
結局─、
セールスページの制作なども含めて、
一年ほどを費やしたであろうか。
キャッチコピーや、セールスページなどは、
まだまだ、粗削りの、
取って付けたような代物ではあったが、
私は─、
ようやく、ネットビジネスの、
"スタートライン" に立ったのだ。
( 次回へつづく... )
『 営業とは売ることではなく○○することだと知って少し気が楽になった 』