「 敵を見つけた、世界への復讐のつもりだった… 」( amazarashi ) | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

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人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

「 amazarashi は負け組の歌だって親父に言われた 」
という手紙をもらいました。
わいは、そのとき、なんか敵が見つかったという気がして。
これからも、そういうもんに抗う歌をやっていきたいです。
負け組なんて、言わせないから。
世界への復讐のつもりだった。

『 性善説の後始末を押しつけられて 』( amazarashi インタビューより )



◆◇◆◇



何で読んだのかは定かではないが、
学生の頃に手にした書籍の一冊に次のような言葉があった。



経済的なことは一旦、脇へ置いておくように。
単に報酬目当ての仕事は決してしてはならない。
金銭上の利益は、自分の持てる力を人のためになることに使えば、
結果として必ず得られるものだ。



当時の私は、なるほどと感心し、その言葉はその後も、
私の頭の中に留まり続ける言葉の一つとなった。



やがて大学を卒業し、かねてより憧れであった、
ソフトウェア業界で、エンジニアとしての職を得た私は、



世に言う─、



「 理想と現実のギャップ 」



などといったものにも、特に直面することもなく、



大好きなプログラミングができて、
お金が貰えるなんて、こんな幸せなことがあるだろうか?



そんな気持ちで過ごす日々が流れて行った。



"人の役に立つことをしていれば、
経済面のことは、後から自然とついてくる"



まさしくこの頃は、そんな毎日だったように思う。



しかし─、



何事も永遠に続くことなど有り得ない。



やがて会社の業績に陰りが見え始め、
同僚の中にも、会社を去る者がちらほら現れ始めた。



( 次回へつづく... )
『 技術の研鑽に励む技術者に難癖をつける者たち ~ それに対する技術者からの反論 』