前回の記事は、こちら─、
『 飼い主がお気に入りの猫に嫉妬した犬に、ロバが告げた指摘 ( ※子供アニメの話です ) 』
私の経験という "データベース" では、
通常、ドラマや映画のこういう場面では、
「 君には君の良いところがあるんだから、もっと自信を持って 」
なんてセリフが返って来るものと予想していたが、
その予想は見事に裏切られた。
憧れや目標とする人物がいたら、
まずは、その人のマネをする。
これは、誰しもが通る道で、
それ以外に、"目標" へ近づく道はないと言っても、
過言ではない。
しかし─、
年齢を重ねるに従って、
我々は様々な価値観に曝されていく。
そんな価値感のひとつに─、
「 人のマネをするなんてカッコ悪い 」
というものがあるように思われる。
"最初に女性をバラにたとえた男は天才だったが、
二番目にそれをやった男はバカである"
という言葉を、どこかで聞いたことがあるが…、
我々の認識の中には─、
オリジナリティに溢れたものをよしとし、
二番煎じは愚の骨頂。
そんな風に捉える価値感が、
どことなく根付いているようだ。
だから─、
人の猿真似をしていると、
何やら自分が、この上なく、
みっともないことをしているかのような、
嫌悪感に陥ってしまう。
確かに─、
一番手であることや、
オリジナリティが求められる分野もあるだろう。
特に学問の世界などは、それが顕著といえる。
藤原正彦氏の言葉を借りるなら、
学問の世界では─、
「 二番目に発表された論文など、鼻クソと同じ 」
である。
とは言うものの…、
( 次回へつづく... )
『 世の中はパクったもん勝ち、実際みんなそうして来たんだ、でもそれは○○だったらの話だ 』