前回の記事は、こちら─、
『 営業部 vs 開発部 ~ 勝者なき戦いは、なぜ起こる? 』
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【 ~ 閲覧注意 ~ 】
この記事には、ネタバレ、及び、
ある特定のグループに対する、
批判的な内容も含まれています。
お読みになる場合は、あくまでも当ブログ運営者の、
個人的見解であるということを、ご理解の上、
自己責任で、お読み下さい。
また─、
「 自分は会社の業績を改善したいだけだ。」
などと言う主張も、先の批判的言動を、
正統化する理由にはならない。
何故なら─、
それも結局のところは…、
「 会社の業績改善に取り組んでいる自分に、
協力しようとしない、お前たちに問題がある。」
という批判的主張の言い換えに過ぎないからだ。
それは─、
火に油をそそぐ行為に他ならない。
その後は─、
もはや売り言葉に買い言葉である。
著者は、マーケティングサイドの人間であり、
私は開発サイドの人間。
つまり─、
ここで述べたことは、開発サイドの人間の "言い分" として、
読んでもらえたら嬉しい。
そして─、
双方の人間の話を聞くことは、決して無益なことでは、
ないはずだ。
本書の中で著者は幾度となく、
登場人物に次のように語らせている。
「 マーケティングは会議室で起きているんじゃない。」
自分が物を買う時─、
- なぜ、それを買ったのか?
- なぜ、その店で買ったのか?
その思考のプロセスの中にこそ、
マーケティングの重要なカギが隠されていると。
私の経験上、文系出身の営業マンが、
技術や開発にまで取り組んで行ける可能性は、
ゼロではないにしても、
かなりハードルは高いと言わざるを得ない。
しかし─、
少なくとも社会人であれば、二十代の新卒であっても、
十年以上は世間で買い物をしてきた経験があるはずだ。
つまり─、
それは、本書が主張する内容をから言えば、
十年以上のマーケティング経験者ということになる。
従って─、
自分自身が買い物をする時の視点を、
少し意識するようにすれば、
誰しもマーケティングに取り組んで行くことは、
難しいことではない、
と本書は繰り返し読者に語っている。
そして…、
( 次回へつづく... )
『 読書 ( 毒書 ) をもって、毒を制する 』
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