前回の記事は、こちら─、
『 人がムキになるのは、言われのない言いがかりをつけられた時と… 』
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【 ~ 閲覧注意 ~ 】
この記事には、ネタバレ、及び、
ある特定のグループに対する、
批判的な内容も含まれています。
お読みになる場合は、あくまでも当ブログ運営者の、
個人的見解であるということを、ご理解の上、
自己責任で、お読み下さい。
営業サイドから見て、技術者や職人という人種が、
どのように見えているかは分からないが、
それは営業サイドから見た、ものの見え方であって、
決して全体像でもなければ、客観的事実でもない。
これは全ての人間において言えることだが、
自分には見えていない側面があるのだということを、
常に意識にとどめておくことは、
強調しても、しすぎることはない。
ところが─、
物事の一面しか理解せぬ者が、
自分の視界の範囲内でもって、
「 正しのは自分であり、相手が間違っている!」
などという主張を始めた時、
そこに勝者なき悲劇が訪れる。
そして─、
その一線を越えて、そのような批判を付きつけて来るのは、
決まっていつも、営業サイドの方だ。( 少なくとも私の周囲では… )
かつて─、
松下幸之助氏は、自身が尋常小学校までしか、
出ていないこともあり、
周囲の人間は、みんな先生に思えたし、
真摯に耳を傾けてきたと言う。
「 我々営業は、技術のことは分からんから、
技術のことは頼んだぞ。」
とでも言っておけば、開発サイドとしても、
「 まかしとけ、営業のことは頼んだぞ。」
という話にもなり、
お互いが相手を尊重する意識も生まれ、
組織が一丸となって取り組む雰囲気も生まれて来るだろうが、
一方が─、
「 お前たちは分かっていない!」
などと、罵しろうものなら─、
「 分かっていないのは、お前たちの方だ!」
といった摩擦が生じるのは当然である。
そのことが、曲がりなりにも数十年、生きて来て、
分からないというのなら、
社会性にも欠けると言わざるを得ない。
自分の仕事の領分の外側にまで、
視野を広げていく姿勢は大事だが、
だからと言って─、
他の部門の領分にまで、
"土足で踏み込んで行く" ようなマネは、
お互い、厳に慎まねばならない。
それはたとえ、経営者であってもだ。
また…、
( 次回へつづく... )
『 我々は、すでに数十年のマーケティング経験者 ( らしい… )!? 』
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