営業部 vs 開発部 ~ 勝者なき戦いは、なぜ起こる? | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

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人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

前回の記事は、こちら─、
『 人がムキになるのは、言われのない言いがかりをつけられた時と… 』



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【 ~ 閲覧注意 ~ 】

この記事には、ネタバレ、及び、

ある特定のグループに対する、
批判的な内容も含まれています。

お読みになる場合は、あくまでも当ブログ運営者の、
個人的見解であるということを、ご理解の上、

自己責任で、お読み下さい。



営業サイドから見て、技術者や職人という人種が、
どのように見えているかは分からないが、



それは営業サイドから見た、ものの見え方であって、
決して全体像でもなければ、客観的事実でもない。



これは全ての人間において言えることだが、
自分には見えていない側面があるのだということを、



常に意識にとどめておくことは、

強調しても、しすぎることはない。



ところが─、



物事の一面しか理解せぬ者が、
自分の視界の範囲内でもって、



「 正しのは自分であり、相手が間違っている!」



などという主張を始めた時、
そこに勝者なき悲劇が訪れる。



そして─、



その一線を越えて、そのような批判を付きつけて来るのは、
決まっていつも、営業サイドの方だ。( 少なくとも私の周囲では… )



かつて─、



松下幸之助氏は、自身が尋常小学校までしか、
出ていないこともあり、



周囲の人間は、みんな先生に思えたし、
真摯に耳を傾けてきたと言う。



「 我々営業は、技術のことは分からんから、
技術のことは頼んだぞ。」



とでも言っておけば、開発サイドとしても、



「 まかしとけ、営業のことは頼んだぞ。」



という話にもなり、



お互いが相手を尊重する意識も生まれ、
組織が一丸となって取り組む雰囲気も生まれて来るだろうが、



一方が─、



「 お前たちは分かっていない!」



などと、罵しろうものなら─、



「 分かっていないのは、お前たちの方だ!」



といった摩擦が生じるのは当然である。



そのことが、曲がりなりにも数十年、生きて来て、
分からないというのなら、



社会性にも欠けると言わざるを得ない。



自分の仕事の領分の外側にまで、
視野を広げていく姿勢は大事だが、



だからと言って─、



他の部門の領分にまで、
"土足で踏み込んで行く" ようなマネは、



お互い、厳に慎まねばならない。
それはたとえ、経営者であってもだ。



また…、



( 次回へつづく... )
『 我々は、すでに数十年のマーケティング経験者 ( らしい… )!? 』



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