前回の記事は、こちら─、
『「 偉人の欠点は愚者の○○である。」( アイザック・ディスレーリ ) 』
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【 ~ 閲覧注意 ~ 】
この記事には、ネタバレ、及び、
ある特定のグループに対する、
批判的な内容も含まれています。
お読みになる場合は、あくまでも当ブログ運営者の、
個人的見解であるということを、ご理解の上、
自己責任で、お読み下さい。
技術の「 ぎ 」の字も知らなければ、
開発の「 か 」の字も知らない者からすれば、
技術者の話など、さぞかし技術偏重に聞こえるだろう。
しかし─、
それは営業サイドにこそ、
物作りに対する要素が欠落しているのであって、
決して─、
技術者が技術偏重になっているのではない。
まずは─、
確固とした技術的土台を築いた者が、
市場競争に生き残って行くためには、
その技術を、どう活かして行けば良いか?
という戦略について も、
考えていかなければならないのであって、
顧客の視点で考えることが、
技術以上に重要であるわけでもなければ、
顧客の視点で考えることだけが重要で、
技術や物作りのことは、二の次というわけでもない。
ところが─、
技術の「 ぎ 」の字も知らなければ、
開発の「 か 」の字も知らない者が、
ことさら声を大にして、
ニーズや顧客の重要性だけを主張し、
高度なスキルを持った技術屋や職人どもを、
ことさら批判しようとする。
顧客の視点の重要性を主張することは、
技術の「 ぎ 」の字も知らなければ、
開発の「 か 」の字も知らない者が、
物作りに対する己の無知を自己正当化する、
手段でもなければ、隠れみのでもない。
そして─、
技術者とて、無人島で暮らしているわけではない。
技術者である以前に、一人のユーザーであり、
マーケットを構成している消費者でもある。
お金を出して物を購入する側の視点についても、
営業サイドの技術に対する無知さに比べれば、
遥かに理解している。
( 次回へつづく... )
『 営業部 vs 開発部 ~ 勝者なき戦いは、なぜ起こる? 』
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