前回の記事は、こちら─、
『 営業マンたちの憂鬱 ~ 彼らは、こういう思考で行動する!』
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【 ~ 閲覧注意 ~ 】
この記事には、ネタバレ、及び、
ある特定のグループに対する、
批判的な内容も含まれています。
お読みになる場合は、あくまでも当ブログ運営者の、
個人的見解であるということを、ご理解の上、
自己責任で、お読み下さい。
営業やマーケティングサイドの人間は、開発サイドの人間を、
「 物さえ良ければ売れると考えている 」
と、必ず決めつけてかかる。
弁護士を見れば、
理屈っぽいに違いないと決めつけてかかるように。
役人を見れば、
杓子定規だろうと決めつけてかかるように。
ブロンドの美女を見れば、
頭は "軽い" に決まっていると決めつけてかかるように。
しかし─、
弁護士だから…、
役人だから…、
ブロンド女だから…、
ゆとり世代だから…、
B 型だから…、
そんな理由で、何の根拠もなしに、
一律に片づけられてしまうというのは、
された側からすれば、不愉快極まりない話だ。
少なくとも─、
技術者は、物さえ良ければ店先に並べるだけで、
跳ぶように売れるなどとは思ってはいない。
技術者とて、技術者である以前に一人のユーザーであり、
マーケットを構成している一人の消費者でもある。
決して─、
お金を出して物を購入する側の視点が、
分からないなどということは有り得ない。
少なくとも─、
営業サイドの技術に対する無知さに比べれば、
遥かに理解している。
ましてや─、
企業で職業エンジニアとして、それなりの歳月を、
過ごしてきた人間なら、尚さらだ。
従って─、
"技術者は、物さえ良ければ売れると考えている"
などという主張は、技術者にしてみれば、
"冤罪" 以外のなにものでもないわけで、
営業やマーケティングサイドが、
そのような主張を続ける限り、
開発サイドとの軋轢は、広がりこそすれ、
修復されることなど有り得ない。
( 次回へつづく... )
『 人は決して考えを改めることはないが、自分の主張なら相手は考えを改めると信じている。』
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