日本の将棋界も見習うべし!?欧米のチェス業界が築き上げた、とんでもないブランド | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

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人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

前回の記事は、こちら─、
『 女性をターゲットにした、囲碁雑誌のキャッチフレーズに一本!』



確かに─、



外国映画などで、主人公が、
チェスを打つ場面が出て来たりなんかすると、



大変、知的な印象を受ける。



かつて、IBM が、チェスを打つ、
スーパーコンピュータの開発に取り組み、



人間の世界チャンピョンとの、
対戦を試みたのは有名な話だが、



筆者もかつて大学院時代に、
人工知能の研究にたずさわり、



その過程で、ゲームの思考プログラムなるものに、
取り組んだことがある。



その当時のことを振り返ると…、



こと日本においては、



将棋や囲碁と言えども、
ゲームの思考プログラムなどと言うものは、



どちらかと言うと、学術的観点からは、
あまり、真面目に取り組むような課題ではない、



といった風潮が漂っていたように思われる。



しかし─、



欧米におけるチェスの位置づけというのは、
日本の将棋や囲碁などとは、少々、事情が異なるようだ。



欧米におけるチェスとは、
言うなれば、知性の象徴のようなもので、



チェスのグランドマスターともなれば、社会的地位も高く、



世界チャンピオンを輩出することは、
国家にとっても大変、名誉なことで、



東西冷戦中は、世界大会ともなれば、



核兵器をポーンに置き換えた、
国家間の "代理戦争" といった趣さえあったようだ。



それゆえに─、



コンピュータチェスもまた、



学術的観点から、まじめな研究対象として、
長年に渡り、多くの研究者たちによって取り組まれて来た。



これは要するに─、



チェス業界が、チェスを、



"知性の代名詞"



としてのブランド作りに、

成功してきた結果だとも言える。



( 次回へつづく... )
『 エドガー・アラン・ポーが、あの代表作でチェスはつまらぬと語った理由 』