知り合いの営業マンが転職先で営業成績がアップしたらしいんだが、訳を聞くと!( ※ネタバレあり ) | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

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人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

前回の記事は、こちら─、
『 世界の裏舞台で暗躍し、あれだけ狡猾で冷徹だった、あの男が唯一成し得なかったこと 』



確かに─、



企業や組織の中で、のし上がって行くというのも、
それはそれで、大変なことではある。



しかし─、



たとえ、その組織の中で頂上にまで、
登りつめたとしても、



そこから一歩、外へ出れば、
世間では、ただの人でしかない。



多少、会社の中で認められ、
自分が大きな存在になったかのような気になっていても、



一旦、そこから離れると、



いかに自分が、組織に守られた存在であったのか、
ということが分かる。



私の知り合いに、こんな営業マンがいる。



彼は、中小の WEB コンテンツ制作会社で、
一案件当たり、数十万程度の受注獲得に日々奔走していた。



そんな折、彼が転職することになり、
ほどなくして、話をする機会があったのだが、



次に移った会社も規模は同程度の、

同業種だと言う。



しかし─、



以前いた会社と異なっていたのは、
その会社が某大手出版社のコンテンツ制作を請け負っており、



自社の営業活動においても、その出版社の名前を、
語れるという "特権" を有していた。



そのような「 看板 」で営業をしていると…、



数百万単位のコンテンツ制作の話を、
訪問先の担当者が、真面目に聞いてくれると言う。



しかし─、



これは、お分かりの通り、彼の営業力が、
突如として向上したわけではない。



「 後ろに立っている看板 」から後光が射しているのだ。



しかし─、



このことで、彼をとやかく言う筋合いはない。



こと、ビジネスにおいては ( いや、ビジネス以外であっても…!)、
結果の伴わない努力は、必ずしも美徳とは限らない。



彼が、より少ない労力で、
何倍もの成果をあげたのなら、それは彼の勝ちだ。



( 次回へつづく... )
『 虎の威を借る狐どもに、一泡吹かせてやろうじゃないか!』