世界の裏舞台で暗躍し、あれだけ狡猾で冷徹だった、あの男が唯一成し得なかったこと | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

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人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

かつて『 X ファイル 』という─、



大変、人気を博した海外ドラマが、
あったことを覚えておられる方も多いと思う。



私はちょうど学生から社会人になりたての頃に、
熱中して観たのを覚えている。



このドラマの中に、ヘビースモーカーであることから、



"スモーキングマン"



または─、



"肺がん男"



などと呼ばれ、主人公たちをも凌ぐ、
強烈な存在感を放つ、謎の人物が登場する。



この男は、歴史の裏舞台で暗躍し、
暗殺や様々な情報操作などの工作活動に従事して来た、



まさに謎の人物で、アメリカの政府機関にも、
自由に出入りできるほどの強大なパワーを持つ大物でもある。



そして─、



常に、主人公のモルダーやスカリーの一歩先を行き、
捜査を妨害する、悪役として描かれて来た。



そんな中、彼の過去に迫ったエピソードが、
シーズン4の第7話『 紫煙 』で描かれた。



そこで彼は、意外にも裏の世界からは、
引退しようと、かねてから考えており、



自身の実体験にもとづく小説を書いては、
新聞社に投稿していたのだった。



しかし─、



結果は惨憺たる状況で、新聞社から届く、
返事の封筒をハラハラしながら開封するという、



これまで描かれて来た、狡猾で冷徹な悪役ぶりからは、
想像もできないような、弱々しい一面を見せる。



そして─、



ようやく新聞に掲載が認められた投稿も、
新聞社側の意向により勝手に結末が書き換えられるなど、



酷い扱われ様で、それを目にした彼は、
ガックリと肩を落としてしまう。



そこには─、



歴史の裏舞台で暗躍し、米大統領をも凌ぐかのような、
強大なパワーを手にしてきた男の姿はどこにもなかった。



結局─、



落胆した彼は、再び、
自分が、もといた場所へと戻って行くのである。



このギャップが、あまりにも印象的で、
今でも、このエピソードのことは鮮明に覚えている。



しかし─、



こういったことは、現実の世界でも往々にして、
有り得ることではないだろうか?



( 次回へつづく... )
『 知り合いの営業マンが転職先で営業成績がアップしたらしいんだが、訳を聞くと!( ※ネタバレあり ) 』