「 地下鉄のバイオリニスト 」という記事を読んだ。
ネットでも、割と話題になったようなので、
ご存知の方も多いだろう。
ワシントンポストが企画して行った、
社会実験とかで─、
世界最高峰のバイオリニストのひとりが、
お忍びで、ワシントン DC の、
地下鉄駅構内に立って演奏を行ったところ、
ほとんど、気にとめる者は、
いなかったという話。
ちなみに─、
このバイオリニストの名は、ジョシュア・ベル。
彼は、350万ドルのバイオリンを使い、
バッハの曲を6曲、約45分間、演奏した。
その間、約1000人が、その駅を通ったという。
2007 年の記事らしいが─、
「 地下鉄のバイオリニスト 」というキーワードで、
検索すれば今なお、ネットで多くの項目がヒットする。
この記事は─、
「 結論のひとつ 」と前置きした上で、
次のように結んでいる。
この経験から得られる結論のひとつは、こうだろう。
世界最高と言われる音楽家のひとりが、
世界最高の作品と言われる曲を演奏するのに、
一瞬たりとも立ち止まって聴くことをしないのならば、
私たちは、どれほどのものを見過ごしているだろうか?
しかし─、
同じく「 結論のひとつ 」として、
ここで、私なりの見解を述べさせていただくなら、
やはり─、
人間は、見慣れたもの聴き慣れたものには、
あまり関心を示さないということでもあろう。
虹も、20分も出ていれば、誰も見なくなる。
これは、ある意味「 朗報 」とも受け取れる。
なぜなら─、
世界最高のものではなかったとしても、
人が注目する余地はあるということだから…。
それには─、
人が、あまり見慣れないもの、聴き慣れないものに、
取り組んでみることだ。
分れ道があったら、時には、人が選ばない方を、
選んでみるのも良いかも知れない。
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