前回の記事は、こちら─、
『 ハッキリ言っておく。いかにして成すかを知らぬ者が、何をするかを決めてもらっては困るのだ。』
- ラーメン屋の看板娘が経営コンサルタントと手を組んだら / 木村 康宏
- ¥1,404
- Amazon.co.jp
【 ~ 閲覧注意 ~ 】
この記事には、ネタバレ、及び、
ある特定のグループに対する、
批判的な内容も含まれています。
お読みになる場合は、あくまでも当ブログ運営者の、
個人的見解であるということを、ご理解の上、
自己責任で、お読み下さい。
もちろん─、
一人の人間である以上は、気付かないこともある。
しかし─、
だからと言って、ニーズへの理解については、
彼らだけが100点で、技術者は0点だ…、
などと言うのは、まったく根拠のない言いがかりと言えよう。
ただ─、
何度も言うように、曲がりなりにも人様からお金を貰って、
提供できるだけの商品を形にするというのは、
一夜にしてできることではない。
限られた予算と、
限られた時間と、
限られた人手の中で取り組んで行く以上は、
優先順位も付けなければならない。
それは決して、開発サイドの都合ではない。
現実問題だ。
決して─、
技術者にやる気がないのでも、
発想が後ろ向きなのでも、
技術力が劣っているのでもない。
理想を100点としたとき、
現段階が40点でしかなかったとしても、
それをもって、ニーズが分かっていないなどと、
批判するの筋違いである。
嘘だと思うのなら、実際にやってみるといい。
「 ニーズを重視したモノづくり 」
というものを。
いかに自分が無知で浅はかであったかということが、
分かるだろう。
たとえ今の段階が40点でしかなかったとしても、
まずは40点のものを確実に形にし、
それを段階を踏んで60点にし、70点にして行くのが、
物作りである。
少なくとも─、
「 ニーズが大事だ!」
などと主張する だけ の人間が、
周囲で大声を張り上げたところで、
翌月には90点のものが出来たためしはない。
- ラーメン屋の看板娘が経営コンサルタントと手を組んだら / 木村 康宏
- ¥1,404
- Amazon.co.jp