前回の記事は、こちら─、
『 立派な身なりの愚か者がいるように、見かけは立派な愚行がある。』
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【 ~ 閲覧注意 ~ 】
この記事には、ネタバレ、及び、
ある特定のグループに対する、
批判的な内容も含まれています。
お読みになる場合は、あくまでも当ブログ運営者の、
個人的見解であるということを、ご理解の上、
自己責任で、お読み下さい。
技術者に対して─、
「 ニーズが大事だ!」
などと主張するのであれば、これらの問いに対しても、
「 知らぬ存ぜぬ 」では済まされない。
ところが、そう問い返えそうものなら…、
「 それは技術者の仕事だ 」
と言って、彼らはスルリと逃げてしまう。
そりゃ当然であろう。
技術のことなど右も左も分からぬ者達なのだから。
しかし─、
それが技術者の仕事であり、そこから先のことは、
知らないとい言うのなら、
君たちには分かっていないことがあるのだ、
ということになる。
物事の一面しか理解せぬ者が、
"何が重要であるか?"
などということを説いてもらっては困るのだ。
と、ここまでくると─、
「 では、技術者がニーズの何を分かっているのか? 」
という反論が返ってくる。
しかし─、
この反論についても、そっくりそのまま、
彼ら、にお返しする。
どういうわけか─、
ニーズに関しては、自分たちは分かっていることだ、
という前提で話をするマーケティング関係者が少なくないのだが…、
一体、彼らがニーズの何だと言うのだろうか?
ニーズについては自分たちだけが、
理解していることであり、
他の者たちは何も分かっていないとでも、
思っているのだろうか?
ニーズが、いつから彼らだけの "専売特許" になったのか?
技術や専門知識については、彼らは0点に等しい。
しかし─、
技術者は決して無人島で暮らしているわけではない。
技術者である以前に、いちユーザーであり、
マーケットを構成している、いち消費者でもある。
決して、お金を出して商品を買い求める消費者の視点が、
分からないなどということは有り得ない。
彼らが技術者なみに、技術のことを理解するのは、
現実的には、ほぼ不可能な話だが、
技術者が、ニーズやマーケットについて理解して行くのは、
少なくとも、彼らが技術のことを理解することに比べれば、
はるかに簡単なことである。
( 次回へつづく... )
『 社内の「 応援団 」に気を付けよ!奴らは声はデカいが、何もせぬ者たちだ 』
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