人間 vs コンピュータ(8) ~ コンピュータは理由を教えてはくれない!? | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

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人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

前回の記事は、こちら─、
『 人間 vs コンピュータ(7) ~ 稀代の戦略家もチェスには、お手上げ 』



今回、人間のプロ棋士に勝利したプログラムは、



過去の膨大な棋譜データを、
"学習" することによって、



ここまでの強さを習得した。



しかし─、



コンピュータによる学習処理というのは、
それによる、能力の向上は期待できるものの、



学習によって得た "知識" から判断した、
一手の理由については、



必ずしも明快な説明を、我々人間に、
与えてくれるとは限らない。



「 なぜ? 」



という問いには、答えてくれないのだ。



となると─、



将棋などのゲームにおいては、
それでも良いかも知れないが、



巨額の費用をつぎ込む、事業への投資、
などといったビジネスの現場での意思決定や、



人命のかかった場面などでの判断において、



「 コンピュータがそう言っている… 」



という理由だけで、



すんなりと、その "一手" を、
選択できるかというと、



多くの人間が、ためらうことも、
また事実だろう。



最後に─、



今回のブログを書くにあたって、



多くのネット上の記事を、
拝見させていただいたのだが、



その中で、次のような印象深い言葉を、
見つけたので、



ここにも記しておきたいと思う。



尚、申し訳ないが─、



後になってから、もう一度、
その記事を確認しようと思ったが、



もう、見つけられなかった。



内容はおおむね、次のようなものである。



──────────────────────



もし、人工知能が作った料理の方が、
美味しかったら、あなたはどうしますか?


もし、人工知能が作った音楽の方が、
素晴らしかったら、あなたはどうしますか?


もし、人工知能と対話する方が、
楽しかったら、あなたはどうしますか?



──────────────────────



"相手" の方が知能が高ければ、
そうなるだろう。



そして─、



それは、近い将来か、遠い未来かは別として、
そうならない理由はどこにもない。