前回の記事は、こちら─、
『 アマチュア感を感じさせないアマチュア 』
プロであれば一日、10 時間以上の練習は、
当然という世界で、
アマチュアであっても、
人前で演奏できるレベルを維持するなら、
最低でも一日、数時間の練習は、
必要となってくるだろう。
いくら趣味に入れ込むと言っても…、
本業以外で取り組むとなれば、
割ける労力と時間には限界もある。
少なくとも─、
通常の社会人で、毎日、帰宅後、これだけの時間を、
趣味に確保するというのは、難しいレベルであろう。
にもかかわらず─、
これだけの腕前に到達し得たというのは、
一体、いかなる練習法によるものなのか?
私は、興味を抱かずにはいられなかった。
もちろん─、
プロの目から見れば、所詮は素人芸の域を、
出ないレベルなのかも知れない。
それでも趣味で、これだけ弾けるというのなら、
大抵の人間は大満足だろう。
少なくとも─、
この人から、
「 プロです。」
と言われても、大抵の人間は、疑いはしないはずだ。
そして─、
当時、"正当" なクラシックピアノに、
傾倒していた私は、
その延長線上に、このような演奏スタイルに、
到達し得る道は存在しないことを、
直観的に悟ったのだった。
では─、
そこに至る道とは、いかなる道なのか?
そこには、どんな秘密が隠されているのか?
( 次回へつづく... )
『 素人から脱皮したあるピアノ弾きの方法 』