前回の記事は、こちら─、
『 マジシャンは何を考えているか? 』
その方は、プロのピアニストでもなければ、
ミュージシャンでもなかったのである。
つまり…、
本業以外の、特技として、
それだけの演奏技術を獲得されたのだ。
その時の演奏を、
言葉で上手く説明するのは難しいのだが…、
少なくとも─、
"今日の番組のために、必死に曲を準備してきました~(汗)"
といったアマチュア感は、まったく感じられず、
レパートリーの中から、その時の、
気分によって、つま弾くという感じで、
また─、
伴奏のスタイルも、気分に応じて、
変化させている様子だった。
まさに─、
軽妙なマジックとでも言おうか!
いたって自然体で、鍵盤の上を指が、
まるでダンスするかの様…。
はたしてどうやったら、
このような演奏ができるのか?
皆目、見当がつかなかった。
突然、マジックやピアノの話題が始まり、
戸惑われている読者も、おられるかも知れないが…、
今回は、少し気分転換のつもりで、
想像してみてほしい。
実は私も、お恥ずかしながら、一時期、
趣味でピアノに入れ込んだことがあるのだが、
ピアノというのは─、
通常、一つの曲が弾けるようになるのに、
早くても、数週間から、ひと月。
また─、
そうやって、せっかく弾けるように、
なった曲でも…、
次の曲の練習を始めて、
その曲を、二週間も弾かなければ、
たちまち、弾けなくなってしまう。
( 次回へつづく... )
『 素人相手なら勝てますか? 』