私は、これまで副業でソフトウェアの開発販売を、
手掛けて来たが、
当初、自ら開発販売を行う、
ソフトウェアについて考えあぐねていた時、
メンターから教わった意外な教えがある。
今日は、そのことについて少し述べておきたいと思う。
我々は通常、既存の商品よりも、
優れたものを提供しなければ、
市場競争に勝てない…。
と考えるのではないだろうか?
私は、そう考えていた。
そして─、
数多ある既成のソフトの中で、
自分が勝てるジャンルや切り口は、ないものか?
と日夜、一人で悶々と試行錯誤を続けていた。
もちろん─、
副業で取り組むわけだから、
共同開発者はいない。
また─、
当然、割ける時間も、それほど多くはない。
従って─、
最初から、あまり大きなシステムに、
取り組むわけにもいかない。
そのような制約のなかで、
既存のソフトとは異なる、
「 尖った 」商品のアイデアを、
何とか、ひねり出さなければ、ならないわけだ。
しかし─、
私が考える程度の浅知恵では、
いずれのジャンルにも既に先駆者がおり、
なかなか「 これだ!」と思える、
商品のアイデアを、ひねり出せずにいた。
そこで─、
そのことについて、
メンターに相談を持ちかけたところ、
彼は、私の考えを、きっぱり否定し、
こう言い切った。
( 次回へつづく... )
『 機能が劣る商品でも勝ち残る理由 』