世の中には、相反する考え方というものがある。
いま、ネットで検索してみても…、
- 「 善は急げ 」 ⇔ 「 急いてはことを仕損じる 」
- 「 当って砕けろ 」 ⇔ 「 念には念を 」
- 「 好きこそ物の上手なれ 」 ⇔ 「 下手の横好き 」
- 「 明日は明日の風が吹く 」 ⇔ 「 明日ありと思う心の仇桜 」
- 「 鳶が鷹を生む 」 ⇔ 「 瓜の蔓に茄子はならぬ 」
- 「 虎穴に入らずんば虎子を得ず 」 ⇔ 「 君子危うきに近寄らず 」
- 「 三度目の正直 」 ⇔ 「 二度あることは三度ある 」
などなど…、
昔から人々の間で言い習わされてきた、
万人への戒めや教訓であるはずの、諺の中にも、
一見、矛盾するかのような言葉が、
少なからず見つかる。
ビジネスの世界では、往々にして、こう教わるのが常だ。
先に、ゴール ( 期限 ) を決める。
そして、ゴールから逆算して、今、やるべきことを決める。
そりゃ当然だ。
納期もなしに仕事をされては、たまったものではない。
月に行こうという目標があったからアポロは月に行けた。
飛行機を改良した結果、月に行けたわけではない。
( 三木谷浩史 )
プロセスより先にゴールを決める。
そうすると、プロセスがすごく楽になる。
どの道が一番短いのかが読めるから。
ゴールさえしっかりしていれば、
挫折やつまずきは乗り越えられるものだ。
( 須藤元気 )
しかし─、
現在の Yahoo! Store の前身となるシステムの、
開発を手掛けたプログラマであり、
ベンチャーキャピタルでもある、ポール・グレアム氏は、
次のように語る。
( 次回へつづく... )
『 意外!?多くの成功者は実際は○○!』
- ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち / ポール グレアム
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