誤解してない?ニーズに耳を傾ける理由 | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

前回の記事は、こちら─、
『 「 ニーズが大事 」は本当か? 』



ユーザーのニーズに耳を傾ける理由というのは…、



ニーズに即した商品やサービスを形にして、
ユーザーに提供するためであり、



「 ニーズは何か?」



と問うこと自体は、
目的でもなければゴールでもない。



そこが、スタートであり、
それは、ステップ1、問1、に過ぎないのだ。



しかし─、



「 問い 」は5まである。



【 問1 】
ニーズは何か?


【 問2 】
それを実現するためには、どのような技術的課題を、
クリアしなければならないのか?


【 問3 】
それには、どれだけのコストがかかるのか?


【 問4 】
それには、どれだけの開発期間が必要か?


【 問5 】
それら以外に発生してくる、様々な手間は?



ざっくりとではあるが、
主に、これらの問いに対して、



100 点満点ではなかったとしても、
現実的な回答を示さなければならない。



こういったことを考慮せずに、



ニーズの重要性だけを主張していればよい、
人間からすれば、



技術のことも、
コストのことも、



開発期間のことも、



それ以外にも発生して来るであろう、

様々な手間についても、



全てを考慮して取り組んでいる技術者は、



さぞや、ニーズをないがしろにしているように、
見えることだろう。



しかし─、



それは、技術者がニーズを、
ないがしろにしているのではなく、



彼らが、考慮すべきことを、
考慮できていないのである。



技術や開発のことは、技術者の仕事であり、
それは自分たちが考えることではない…、



というのなら、尚のこと、



技術者の仕事にクチを挟む筋合いは、

ないのではないか?



( 次回へつづく... )
『 ニーズは分かっている。いやそれでは 20 点だ!』