偶発ミスと上手く付き合う | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

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人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

何事においても、
偶発ミスというのは、起こり得る。



こればかりは、もう仕方がない。



経験値を上げて、失敗率を下げるほかない。



偶然に起こることを予測するとき、
人間はだいたい三通りの思考方法をとるようです。

賽でたとえると、最初に一の目が出たら、
次にも一の目が出るぞと考えるのが一つ。

本物の賭博師などに

こうした思考をする人がいるようです。
二度あることは三度あるというたとえがありますが、
これと同じ考え方ですね。

二番目は最初出た目の数のことは

全く無視する考えです。
この人たちの考え方は大変知性的でして、

人情に左右されない。
今まで起こったことは、今まで起こったこと、
これから先は、これから先という考えで~ ( 省略 )

最後は残った三番目の人たちの考え方ですが~ ( 省略 )
このグループの人たちは、
最初に一の目が出てしまったのだから、
二度目にはもう一の目は出やしないと考えます。
今日は雨がうんと降っているから、

明日は降るまいと考える人

『 DL2号機事件 』( 泡坂妻夫 ) より



2012 年の大みそかのことだが─、



家族で外出した際、
0歳の娘のガラス製の哺乳瓶を、



うっかり落としてしまい、割ってしまった。



その際、うかつにも割れたガラスで、
指先を一か所、切ってしまったのだ。



幸い、傷はさして深くはなかったが─、



ガラスで切るというのは、
思いのほかヒヤリとするもので…



「 まったく大みそかに、とんだ災難だ!」



と、一瞬、心の内で罵声を吐いたが─、



次の瞬間、私は、こうも考えていた。



「 厄除けができた 」と。



つまり、私は上の例で言うなら、
三番目のグループに属する人間なのだ。