コンピュータを誤解している世間の困り者たちの特徴 | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

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人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

前回の記事は、こちら─、
『 コンピュータは何でもやってくれる?でもそれは、君が○○だったらの話だ。』



コンピュータとて、それはそれで、



大学や大学院においても、
専門の学部や専攻があり、



学会があり、



世界中に、この分野に取り組む、
専門家や研究者が大勢いる、



高度な学術分野でもある。



そして─、



システムの設計や開発はもちろん、
ホームページの制作においても、



上には上が、奥には奥がある、
高度な専門分野でもあるのだ。



どれだけ高価な楽器を与えられても、
それを弾きこなす腕がなければ…、



そこから、それ以上の音楽が
出てくることはないように、



どれだけ高性能なコンピュータを与えられても、
それを使いこなすスキルがなければ…、



コンピュータは一切、動作しない。



すなわち─、



コンピュータとは、経験と知恵が物を言う、
職人芸の世界なのだ。



ところが─、



そのような趣旨の発言をすると、



たいていの人間からは、
困惑した反応が返ってくる。



人工知能の分野の権威の一人で、カリフォルニア大学、
サンタクルーズ校のデヴィッド・コープ名誉教授は、



「 穴を掘るのは人間であってシャベルではない 」



と述べたが、これは言うなれば─、



「 車を運転するのか? 」



それとも─、



「 車に走ってもらうのか? 」



という認識の違いとも言える。



車は、やはり運転するものであって、
走ってもらうものではない。



ところが─、



ことコンピュータにおいては、多くの人間が、
受け身の姿勢をとる。



「 コンピュータがやってくれる… 」



これは─、



即ち、コンピュータを扱うということが、それだけ、
多くの人間にとってハードルの高い作業であることの証左であろう。



しかし─、



"道具" は何もしてはくれない。
あなたが "操作" した通りに "動作" するだけ。



そして─、



なかなか言うことをきかないから面白くもある。
決して結果を早く求め過ぎないことだ。