話し方でその人の印象が変わる


育った環境なのか性格なのか
あるいは相手との関係性なのか
深層は解らない




「実は…」で話し始めるヤツがいる
これ、言葉の使い方がオカシイ


結論があってその説明で「実は」なら解る
まだ何も言ってないのに
「実は」からスタートする話は
倒置法でも何でもなくて
チャプター構成が変なのだ


ヤツの話は
「読点=、」を並べたてて延々と続く呪文だ
文章の最後で
肯定と否定が分かれる日本語のように
最後まで聞かないと解らないなんて
こんな苦痛はない


ゴールを隠して見せないヤツ
これからどこへ向かうんやろ?
闇の中を歩くような嫌な感覚に
猜疑心とともに怒りが湧き上がり
耳を傾ける意欲を削がれる


雑談や小噺ならそれでいい
もしそれが報連相なら本当に困る
だから
ヤツの話を遮ってワタシは訊ねる
「結論から先に言って」




こういうヤツが話しかけてきたら
身構えずにはいられない

こういうヤツは大嫌いだが
意外に多い気がする

そんなふうに感じたこと
ないですか?