まあ

関係ない人もいらっしゃるでしょうが

算数のハナシです





年金を受給できる年齢になって

損得勘定をした



今の制度は

「1ヶ月繰下げる毎に0.7%増額」だ


この仕組みをどう捉えるかを

具体的な計算で示したサイトが少ないので

ここで明らかにしたい






1ヶ月繰下げると0.7%というのは

1年なら0.7×12=8.4%

10年で84%(これが最大)

ということ


この数字をどう捉えるかは

解るけど判らない






損益分岐点は12年後


解りやすく月10万円の年金が貰えるとする

1ヶ月繰下げた場合(0.7%増額)

・初年度に本来受給できた金額は

 →100,000×12=1,200,000

・実際に受給する金額は

 →100,700×11=1,107,700

その差額→92,300

繰下げたのだから当然減る

なのだが、

ややこしい計算はやめて単純化しよう





繰下げして受取り損なった10万円を

いつになれば取り戻せるか?

実は単純で

次の月から700円(0.7%)ずつ増額なので

100,000÷700=142.8ヶ月≒12年



この計算はどこで切り取っても同じで

繰下げ月数→差額÷月々の増額

繰下げ2ヶ月→200,000÷1,400(1.4%)

繰下げ1年→1,200,000÷8,400(8.4%)

繰下げ10年→12,000,000÷84,000(84%)

=142.8ヶ月≒12年


繰下げしなかった場合より

受給総額が上回るのは12年後




10年後から受給すれば月々184,000円だが

1200万円分を取り戻すのは12年後

→75歳から開始して12年後だから87歳




つまり

1ヶ月繰下げ→77歳

1年繰下げ→78歳

10年繰下げ→87歳より

長生きした場合

元が取れるということ




この事実を理解したうえで

ワタシは一切繰下げしないと決めた



ものの考え方は人それぞれ

だから

これが正解ということはない



65歳から働かなくても

左うちわで生活できる人に
今からなれるハズもなく
死ぬまで小銭を稼ぎながら
生きてゆくのですよ
ハハッキョロキョロ



※給料と足して50万円を超える人は

 超えた部分の半額が支給停止になるが

 それが後から貰えることはない