最近、「産後うつ」の可能性のあるママが増えているそうです。
コロナ禍で人と触れ合う機会や外出する機会が極端に少なくなったことで、ママが孤立しがちになり、悩みなどを一人で抱えこんでしまう傾向があるからだそうです。
私自身、知り合いもいない初めての土地で出産し、子育てが始まりました。
ちゃんとしなきゃ、なんでちゃんとできないんだろう!
こんなに大変なのに誰にも評価されない!
やって当たり前だと思われている!
もともと楽観的で決して完璧主義などではない私でさえ、イライラしたり泣きたくなったり、自己嫌悪に陥ったり、そんな日々のくり返しでした。
子育ては好きだった仕事を辞めてまでする価値はあるのだろうか?とさえ思ったこともありましたし、夫である院長には愚痴ったり八つ当たりもしました![]()
でも、赤ちゃんのために頑張らないと!と思うと、弱音はなかなか簡単には吐けないんですよね。
だって母親になったんだから。
母親ならちゃんとできないと。
ある意味、呪いの言葉だと思います。
今振り返ると、産後たった数日、数ヶ月で何言ってんだか![]()
できなくて、わからなくて、失敗して当たり前じゃーー!と思えるんですけどね。
ところが転機が訪れます。
興味本位で区の子育てプラザや地域の子育てサークルに通い始めると、プラザのスタッフの方々、サークルのボランティアのおばちゃんたち、我が子と同じくらいの月齢の赤ちゃんのママや先輩ママたちなど、たくさんの人との出会いがあり、知り合いができたんです。
産後しばらくは「今日も夫以外、誰とも喋ってない・・・」なんてしょっちゅうだったんで、
最初は単純に大人と会話できることが嬉しくて、やっぱり気分転換て大事なんだと思いました。
それからは離乳食のこと、小児科のことなどを相談したり、子どもが歩き始めると顔見知りになった親子と公園で遊ぶようになり、未就園児対象の幼稚園の園庭開放や区の子育てイベントに参加してみたりと、行動範囲も広がりました。
もちろん一番身近な夫の協力があってこそですが、温かい地域の人たちに支えられたおかげで子育てを楽しむ余裕もできて、今でも本当に感謝しっぱなしです。
それだけに、コロナの影響で産後うつが増えているというニュースを聞いて心が痛みます。
新米ママだった頃は、小学生のお子さんがいるママさんや2人以上お子さんがいるママのことを、大先輩で大ベテランのように思えたので、私も今、若いママさんや妊婦さんにそう思われているかもしれません。
実際によく相談や質問を受けます。
院長も参加して赤ちゃんあるある、子育て失敗談などで患者さんと盛り上がることもしょっちゅうです。
私もまだまだ子育て真っ最中なので偉そうなことは言えませんが、これまでの経験からひとつだけ言えることは、とにかく一人で抱え込まず頼れるところに相談する、吐き出すということが大切なのかな思います![]()
残念ながら私がお世話になった地域の子育てサークルは、コロナの感染予防でこの1年活動をお休みされています。
でも、区の子育てサークルは開いています!
大阪市ではその他にもショートステイやデイケアなど、公的な産後ケアや育児支援もあるそうです。
いろいろ利用してみましょう!
子育てママさん、パパさん、応援してます![]()


