翻弄と言うとなんだか迷惑を被ったみたいに聞こえるから誤解されたくないですが、所属しているボランティア・ガイドの仲間からメールが来たんです。それにはガイド以来の内容ではなく、(現在、外国人の観光来日が減少傾向中)ボランティアの通訳の話でした。
英国赤十字の広報の人が日本で被災地の取材をするのでそれに同行してほしいという話。
私ったら、何気なくみたメールで結構即決して「やります」ってメールを返信したのでした。
で、翌日に「お願いします」のメールが来た。
今週のうちの3日間で岩手、宮城、福島を周り赤十字病院を中心に取材するとのことだったのです。
が、さすが英国ルール。ぎりぎりまで何も決まっておらず、二転三転の後、結局私が行ける予定だった日と違う日程に決定したので私は行かなくて良くなりました。
英国赤十字の広報官と電話で話し、東北へ行かないけど今週の水曜日に日本赤十字社の事務所に来て翻訳・通訳をお願いしたいとのことで、今週水曜日、東京の日赤に行ってきました。
日赤なんて初めて行くぜ!
仕事内容は、新聞やテレビのニュースの翻訳、当日開かれた総会の通訳などでした。PRの人は、一応取材材料の的を絞っているようでしたが、その材料が点在していて一つにまとまらないようなもどかしそうな感じでした。記者がある取材を進めて行く所を見るのは初めてだったので興味深かったです。今回、この人が取材しようとしていたのは宮城県の石巻市にある石巻赤十字病院のことでした。市内にある10の病院のうちこの病院だけが唯一震災と津波から残っていた病院だったこと。震災から一時間以内に緊急体制を組んだりしたことなど。実際の石巻市内の被害の様子をテレビのニュースのビデオを見て私に説明してもらいたかったのだそうです。
被害が甚大過ぎて、どこも被害が大きいのだけど場所それぞれ違う問題を抱えているから取材するにも一つに絞るのは容易ではなかったんだろうな、と思いました。
今回の震災で、世界185カ国にある赤十字(赤新月)へ日本の赤十字の活動を紹介し、震災の様子を復興するまでレポートすることになったのだそうです。
けれども、忙しい中、日本語の新聞を訳したり、通訳したりする人出が足りないために一般から探していたのだそうです。
全て無償です。もし東北へ行ったのだとしたら交通費や宿泊費などは出ますけど、通訳に対する報酬はありません。
ここで、私が無償で通訳することに何も異存を示さなかった事に日赤の人から感心されてしまったので、それに対しても私はびっくりなのですが、やはり問い合わせした人々の中には、「いくら払ってくれるんですか」という質問があったのだそうです。ボランティアの意義というのがやはり、日本では定着してないみたいですね。ボランティアはお手伝いと私は基本的に思っています。自分が出来る範囲で、無理しないでやるのが基本姿勢なのです。損得抜きで考えるようにね。ま、お手伝い、という言葉が軽すぎる感じならば、「奉仕」です。キリスト教の考えから来ているのですけれど、損得抜きで自分の力を貸すことを「奉仕」と呼びます。
ま、そんな大それたことじゃないぜ。
とはいえ、後で色々考えて東北に行く事にならないことに少しホッとしています。やはり、余震は東京より多いし、緊急地震速報はトラウマになってるし。かなりへっぴり腰ですけど、私の身の丈にあっていない奉仕かも。と。
少しでも役に立てたなら良かったと思っております。
