スラッガー名鑑風にライオンズ選手の寸評を書いてみた | nerimamoデータ倉庫

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ライオンズ中心になんでもかんでも

Sluggerという選手名鑑があります。
 

 

日本におけるMLB雑誌の最大手である月刊誌を作っている日本スポーツ企画出版社が発刊している名鑑で、
データスタジアム提供のWARをはじめとしたセイバー系のデータと、
独特の選手寸評が特徴で年々存在感を増してきています。
例えば2017年版の一部を抜粋すると


森友哉「虫嫌いで、インタビュー中でも飛んでくると逃走。一人暮らしを始めたが、松屋のカレギュウ&豚汁中心で食生活が心配?」
山川穂高「目標の30本塁打を実現するため、鉱物のコーラと白米を断つと宣言している」
高橋朋己「柳田悠岐から『一番怖い投手』として名前を挙げられているが、理由は『死球を当てられるので』」

などなど。
もちろん一般的な寸評に近いものや、得意のデータを生かしたものもありますが、全体的に「他の名鑑と一味違う」という印象。

そこでライオンズ全選手の寸評を頼まれてもいないのに書いてみました。
大体Sluggerと同程度のボリュームで、ソースあるエピソードのみを盛り込んでいます。
それでは背番号順にどうぞ。

 

 

 

水口大地
身長163センチは12球団支配下選手の中で最も小さい。コンタクト率89.1%とどんなボールにも食らい付ける点が魅力。肉体美に自信を持っており、チームメイトとなった松井に宣戦布告した

栗山巧
生涯ライオンズを誓うライオンズファンの精神的支柱。コンディション不良と若手の台頭により出場機会を減らしたが、サヨナラHRを2本放つなど勝負強さが光った。性格面の男前エピソードは数え切れない

浅村栄斗
栄光の背番号3を背負い、キャプテンを務めてチームを引っ張った。順調なら今季国内FA権を取得する見込み。複数年契約を断ったこともあり、去就が注目される

外崎修汰
背番号を辻監督の現役時代と同じ5に変更し、主力として期待がかかる。アジアCSでMVPに輝いて知名度を上げると、実家の「外崎りんご園」のtwitterフォロワー数は約1万人へ増加した

源田壮亮
ルーキーにしてチームを変えた立役者。安打数など数々の球団新人記録を塗り替え、新人王に輝き、「源田たまらん」はファンの合言葉となった。「きかんしゃトーマス」の車掌に似ていると言われ、本人も認めている

松井稼頭央
現役続行にこだわり、15年ぶりのライオンズ復帰を果たした「ミスターレオ」。テクニカルコーチの肩書を持ち、様々な面からチームに貢献する

金子侑司
怪我で出遅れたものの25盗塁をマーク。フライ打球を増やしたことで、HR、長打率ともにキャリアハイをマークした。背番号8への変更はフジテレビ・三田友梨佳アナを意識したと噂されたが、12月に破局が報じられた

木村文紀
代走・守備固めを中心にキャリアハイとなる105試合に出場したもののバッティングに苦しんだ。レギュラー奪取にはメヒア・山川といった主砲よりも高かった三振率の改善が欠かせない

森友哉
打てる捕手として球界全体の期待を背負っているが、怪我により捕手としての出場は12試合に終わった。11月には捕手経験を積むため志願してオーストラリアのウィンターリーグに参加した

今井達也
将来のエース候補。昨春キャンプでの右肩痛など、コンディションが整わず二軍登板も7試合に留まった。10月には羽田空港で同郷の星・U字工事益子と遭遇した様子をインスタグラムに投稿していた

N.ワグナー
セットアッパーとして期待される新外国人。来日前には楽天・ハーマンから日本の情報を予習してきたという。大学の講義で知った盆栽が趣味で、手入れをアメリカの自宅で待つフィアンセに託して来日した

増田達至
被本塁打率が悪化したこともあり、縦スライダーの習得を目指す。オフのプラレールイベントにゲストとして登場し、幼年期の鉄道の思い出を尋ねられたが「(故郷の)淡路島には鉄道がない」

大石達也
20試合に登板し防御率0.93と好成績だったが、2度の戦線離脱によりシーズンを通しての貢献ができなかった。亡き師のためにもセットアッパーの座を狙う

菊池雄星
16勝を挙げて球界ナンバーワン左腕の座に上り詰めた。二段モーション騒動に巻き込まれたが、今季はルール改正も味方するか?来オフにはポスティングでのMLB移籍が囁かれている。忘れた頃にLINEブログを更新する

高橋光成
開幕ローテ入りを果たしたが4連敗を喫し、シーズン3勝に終わった。外崎と同じく実家が群馬県沼田市でリンゴ園を営んでおり、11月には西武バスでリンゴ狩りツアーが開催された

多和田真三郎
先発ローテの柱と期待されたが、7・8月の5勝のみに留まった。日本ハム戦では4試合で防御率0.62をマーク。10月に結婚した夫人は北海道出身

齊藤大将
リリーフ向きという評価もあるが、不足している先発ローテ入りの期待がかかる。明大からの入団は岡本篤志以来。12月の入団会見では辻監督の印象を「黒い方」と語っていた

高木勇人
巨人へFAした野上の人的補償で移籍。巨人時代から不思議な言動で周囲を困惑させること多数。1月の出陣式でも「埼玉西武ライオンズになりました」「(ライオンズは)コンプライアンスが厳しい」と発言してファンの笑いを誘った

十亀剣
開幕は出遅れたが8勝をマークした。6月には月間防御率3.09ながら3勝が評価され、自身初の月間MVPを受賞した。今季はシーズン通しての働きが求められる

中塚駿太
9月に一軍初登板し、簡単に2アウトを取ったがその後3四球を与えるホロ苦デビューとなった。11月にはオーストラリアのウィンターリーグに参加。2年目の今季は三振が奪えるリリーフとして期待が掛かる

野田昇吾
左のリリーフとして勝利の方程式入りを狙う。プロ通算60登板で被本塁打2は大きな武器となる。アジアCSで背番号11を背負ったところ、ライオンズで「ポスト大谷翔平」といじられていた

平井克典
5月に初昇格するとチーム5位の42試合に登板し、アジアCSにも出場した。1月のトークショーでは「企業秘密の新球」を練習中と語ったが、直後に辻監督からチェンジアップであるとバラされた

川越誠司
二軍で13回26四球と制球が定まらず、2年続けて結果を残せなかった。ドラフト2位指名ながら勝負のシーズンとなる。フェニックスリーグでは野手として出場して野手転向が噂されたが、数合わせだった模様

炭谷銀仁朗
FA権を持ち去就が注目されたが1年契約で残留。複数年契約も提示されたが、「もっといい成績を残してから」と固辞した。オフには労組日本プロ野球選手会の会長に就任。高卒選手としては初めての大役

藤原良平
大きな怪我なく過ごしたものの、若手の台頭もあり8試合の登板に終わった。9月8日にはマウンド上で外した眼鏡に返球のボールが当たってレンズが外れるアクシデント。オフの珍プレー番組でも放映された

小石博孝
2016年の酷使がたたったか、一軍で結果を残すことができなかった。4.76だった与四球率の改善が課題となる。目立たないながらもイケメンぶりには定評あり

岡本洋介
防御率5.34ながら打線の援護に恵まれ6勝をマークした。元来フライ打球が多いが、スタミナ不足からか9月には13.1回ながら5HRを浴びてしまった。牧田の移籍により日本人最年長投手となった

與座海人
MLBへ移籍した牧田の系譜を継ぐアンダースロー投手。中日・又吉は沖縄・浦添中学校の先輩にあたる。初任給は大ファンであるAAAのライブDVDの購入に充てる予定

永江恭平
源田がショートを務めたため、長所の守備力をアピールする機会も限られてしまった。4年ぶりのHRを放ったものの、ストレートに振り負けない力が必要となる

山川穂高
一軍定着した7月以降だけで21HRを放ち一気にブレイク。8月には大学の先輩である女性と結婚。ソフトボール部だった経験を生かし、打撃フォームのズレを指摘されることも

佐野泰雄
3勝を挙げたが6月17日の中日戦で初回に左膝半月板を損傷しシーズンを終えてしまった。入院中に左足が10センチ細くなったという。オフには母国のタイの日本人学校を訪問し子供たちと交流した

伊藤翔
虎視眈々と開幕ローテ入りを狙うルーキー。高卒で四国ILに飛び込むと、8勝を挙げMVPを獲得する大活躍。わずか1年でNPBへの切符を手にした。甘いものが好きで入寮時にはチョコ大福と10円ガムを持ち込んだ

岡田雅利
キャリアハイとなる68試合に出場。炭谷に次ぐ第二捕手の座を確保したが、森を含めたハイレベルな競争は今季も続く。メヒアからは「オカマサン」と呼ばれ、サンクスフェスタでは女装姿を披露するなどチームのムードメーカー

玉村祐典
二軍では8試合に先発するなど登板機会を与えられたが、防御率8点台に終わった。各チーム2名が掲載されるフォトブック「プロ野球イケメン図鑑」のライオンズ代表に抜擢される

呉念庭
ショートのレギュラー獲りが期待されたが、源田の台頭により15試合の出場に留まった。アジアWLにはチャイニーズ・タイペイ代表に選出され、2試合に先発したがいずれも無安打。打席に立った際の「ウーイング」は名物

田村伊知郎
ルーキーながらリリーフとして期待されたが防御率6.91に終わった。外国人打者に弱く、ロッテ・パラデスに被本塁打2本など、6本中4本が外国人選手からのものだった

相内誠
5試合に登板したが結果を残せず勝負のシーズンとなる。菊池の2段モーション騒動の際に、辻監督から「誠のほうがよっぽど2段」と引き合いに出される。オフにはついに運転免許を取得

高橋朋己
2016年に受けたトミー・ジョン手術から10月に復帰し、今季は勝利の方程式入りを狙う。自宅ではトイプードルを飼っているが、タイトルを取ればもう1匹飼っていいという許可を夫人から得た

本田圭佑
リリーフ登板した4試合ではまずまずだったが、8月27日の先発時には3回途中3失点に終わった。オフのイベントではPK対決に志願して参加したが外してしまい、「あえて外した」とコメント

鈴木将平
将来のセンター候補。高卒1年目ながら二軍で101試合に出場し、打率.280、出塁率.364とプロの壁を感じさせなかった。キャンプではA班に抜擢され、シーズンでも一軍経験を積むことが期待される

F.カスティーヨ
2016年には韓国リーグも経験したリリーフ。平均150キロを超えるストレートを持ち、「166キロを出したことがある」と豪語するほど自信を持っている

武隈祥太
飄々と投げ続ける鉄腕だが、9月には一軍定着後には初となる故障での二軍落ちを経験した。今季は高橋朋・野田とハイレベルな争いに期待。グラブに「適当」と刻むなど個性的なエピソードには事欠かない

豊田拓矢
二軍では35試合に登板したが、4年目で初の一軍登板なしに終わった。背番号19をルーキーに譲り再出発。6月に逝去した森コーチとは遠い親戚関係だったという

福倉健太郎
自身初の開幕一軍入りを果たし、敗戦処理が中心だったが長いイニングを投げてチームに貢献した。ソフトバンク・川崎は小・中学校の先輩で、オフの野球教室に毎年参加していた

西川愛也
高校時代は外野手だったが、プロではサードに専念する。大胸筋断裂からの回復途中のため、スローイングはまだ万全ではない。愛斗は中学・高校の先輩にあたる

山田遥楓
大声で味方を鼓舞する姿は西武第二球場の名物。二軍では6HRを放った。確実性を更に上げてチームの未来を背負う存在となれるか。渡辺SDからは「遥楓ちゃん」と呼ばれる

愛斗
6月に一軍デビューを果たしたが5打数無安打に終わる。再昇格を目指したが怪我に相次いで見舞われてしまった。ド派手な髪形がトレードマークだが、社会貢献活動として小学校を訪問した際には黒髪に戻していた

B.ウルフ
徹底してツーシームでゴロを打たせる投球で9勝を挙げ、ローテの柱となった。シュリッターと結成した「ブライアンコンビ」はシュリッターの退団により1年で解散となってしまった。日本ハム時代の女房役である大野奨太と仲がいい

秋山翔吾
走攻守でチームを牽引する球界ナンバーワンのリードオフマン。オフにはイベントに引っ張りだこで自虐的なトーク力も注目された。Radikoのタイムフリー機能を駆使するラジオ好きで、オフだけでTBS、文化放送、ニッポン放送に出演

金子一輝
二軍ではセカンドのレギュラーを務めた。2割前後が続く打率の向上がカギとなる。オフには毎年恒例の秋山との自主トレを伊豆で行った

國場翼
一軍登板はなかったものの、二軍では先発経験を積み、台湾でのウィンターリーグにも参加した。先輩である豊田の自宅を訪れた際にSECOMのボタンを押してしまった

熊代聖人
7年目で初の一軍出場なしに終わった。若手外野手が次々と台頭し正念場のシーズンとなる。仲良しの浅村からは「もう捨てました」と言われ、外崎との三角関係にも注目が集まる

南川忠亮
中継ぎで5試合に登板したが目立った成績を残せなかった。オフには台湾でのウィンターリーグに参加し、シュートをテストした。背番号も59へ変更となり、勝負のシーズンとなる

中村剛也
HR・打点で球団記録を持つレジェンド。あと31に迫った史上45人目の通算1000打点がマイルストーンとなる。夫人の誕生日である9月10日は通算8戦8HRと滅法強いが、今季は試合の予定がない

平良海馬
八重山商工高は日本最南端の高校で、ロッテ・大嶺兄弟の後輩でもある。1月の関東での大雪時には「初めて雪を見た」と感激していた。筋トレが趣味でゴールドジムの筋トレ用ベルトを入寮時に持参

駒月仁人
昨年より高校以来となる捕手に再転向。一軍出場はないが、二軍では76試合の出場で8HRを放つなど長打力には定評がある。顔が陸上の桐生祥秀に似ている

綱島龍生
2000年1月生まれで球団史上初の2000年代生まれの選手となった。身体能力が高く、新人合同自主トレの持久走ではトップを守り続けた。増量を目指しており、入寮から3週間で3㎏増えたという

中田祥多
昨年は開幕直前まで一軍でアピールを続けたが、結果的に2年連続で一軍出場なしに終わった。サンクスフェスタでのチャンバラ合戦では卑怯な手を提案したことで大将である中村からMVPに選ばれた

斉藤彰吾
開幕一軍入りを果たしたものの、外崎、金子侑の台頭により僅か10試合の出場に終わった。俊足のイメージが強いが、2014年に放ったサヨナラHRにも見られるようにパワーも兼ね備えている

松本直晃
二軍で34試合に登板したが防御率6.84という成績に留まった。昨年3月には大学時代の同級生と結婚していたことをオフに明かした。今季は一軍での30試合登板を目標に掲げる

藤田航生
怪我により二軍でも3試合の登板に留まった。昨オフには「星野源に似ている」と話題になり、登場曲を「恋」にすることも検討していると報じられた。自身のInstgramでは玉村との写真が多い

郭俊麟
3月にはWBCチャイニーズ・タイペイ代表に選出。2試合に登板するも防御率63.00と結果を残せず、シーズンでも一二軍ともに実戦登板はなかった。同郷の許銘傑が投手コーチに就任し、来日4年目の今季は正念場となる

戸川大輔
まだ一軍経験はないが、将来の外野レギュラー候補の一人。二軍での打率.271、長打率.426はいずれも自己最高。愛斗・鈴木とハイレベルな争いを繰り広げる

藤澤亨明
二軍でも打率.139と打力向上が生き残りへのカギとなる。高橋光と仲が良く、昨年の年賀状では「好きです」と告白されていた

坂田遼
二軍では打率.339と格の違いを見せつけたが、若手の台頭により出場機会に恵まれなかった。9月3日には約1年ぶりのHRを自身初となる代打HRで放った

E.メヒア
山川とのレギュラー争いに敗れ、来日以来最小の19HRに終わった。年俸5億円はNPB2位とあって奮起が期待される。ウルフとともに出演した居酒屋一休のCMでは名演技を披露

高木渉
高校通算27HRをマークし育成選手としてプロの門を叩いた。指名時には母との電話で涙し、入寮時には兄から贈られた腕時計を身に付けるなど家族思い

齊藤誠人
北海道の国立大から初のプロ入り選手となった。入寮時には気温5度にもかかわらず防寒具を身に付けず「涼しい」とコメントし、夏場の暑さを心配する声が上がった