内日ダムのほとり、
道路から奥に入ったところにある四阿の近くに
「宝くじ桜植栽地」と記された碑が建てられています。
深坂自然の森の北側にも
同じ文字が刻まれた碑が建てられています。
前者は背後に
「財団法人 日本宝くじ協会
財団法人 日本さくらの会
山口県 下関市役所」
と記されています。
後者もほぼ同様ですが、
「下関市役所」ではなく「下関市」と記されています。
また、文字間が詰まっています。
毎年人々の目を楽しませている桜ですが、
戦後復興期、桜の木の保全は後手に回っていたようです。
そこで、昭和39年(1964年)、有志の国会議員が党を超えて
「財団法人日本さくらの会」(現在、公益財団法人)を設立しました。
初代会長は当時の衆議院議長だった船田中
(船田元衆議院議員の祖父)。
現在も大島理森衆議院議長が会長を務めています。
日本さくらの会が、宝くじの社会貢献広報事業の助成により
昭和42年(1967年)から行っている宝くじ桜寄贈事業では、
これまでに150万本以上の桜の木が、
全国に植えられているそうです。
碑は、前者が平成元年(1989年)、
後者が昭和60年(1985年)に建てられたものです。

