紅葉稲荷神社の境内に建てられている山県為貞の歌碑です。
「一声を 高くあけなん 郭公
雲の上より きかしますらむ」
明治34年(1901年)に、為貞の七回忌に当たって、
子の山県元(源)三郎が建てたものらしいとのことですが、
為貞がどのような人物だったのかはよく分からないようです。
場所はこちらです。
ちなみに、「郭公」は「ほととぎす」と読みますが、
音読みのとおり「カッコウ」を指すこともあります。
ホトトギスとカッコウが似ていることから混同されたようで、
むしろ、日本では平安時代以降、
「郭公」の字はホトトギスを意味してきたそうです。
日本で「郭公」の字にカッコウの意味が与えられたのは
近代になってからのことだとか。
