下関市長府にある下関市指定有形文化財・旧野々村家表門。
長府毛利家の居館の門をいただいたものだと言われています。
野々村家は馬廻格であり、
幕末には野々村勘九郎を当主としています。
そして、以前もお話ししたとおり、野々村家は別の場所にあり、
この門は保存のためこの地に移築されました。
門の奥には、貝島公園(長府侍町公園)という
小さな公園があります。
以前お話しした、実業家・貝島太市の
邸宅があった場所の一角だそうです。
公園内にある、貝島春光の句碑です。
「大根も 鍬も洗ひて 暮れにけり」
貝島春光(本名・慶太郎)は太市の長男ですが、
37歳で早世しています。
この碑は、春光を偲んで太市が建てたものです。
場所はこちらです。

