古川薫文学碑 | ねりえ日和

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本州の西の端・下関から 石碑やモニュメントを中心に



東行庵にある古川薫氏の文学碑です。


「夢魂独飛春秋志(夢魂独り飛ぶ春秋の志)


 半生の事業志と違う

 空しく愁情に客衣を促さる

 愧らくは蓬窓孤枕の上に死せんことを

 夢魂独り故園に向って飛ぶ」



古川薫氏は下関市在住の作家。

平成2年に『漂泊者のアリア』で直木賞を受賞しました。



碑の裏面には、妻で歌人の

森重香代子氏の歌が記されているそうです。


「もの書きて 生きゆくものを 傍観し
 妻ゆゑにときに ゆきてかかはる」



場所は東行庵のホームページ でご確認いただけます。