プラティバさんが来てくれた! | ネパールの手帖

ネパールの手帖

平成22年6月から2年間、ネパールでソーシャルワーカーをしてきました。「ネパール日和」から「東京日和」へ。東京の空の下、ネパールで感じたことを思い出して記していきます。

今日は午前中、ネパールでボランティアをしている知人がセンターの見学に来た。
誰か見学に来ると少し張り合いが出るセンター。

しかし、今日は全く駄目。
「アルチーラギョ」(めんどくさい・・・)

とはっきり先生達に言われ、お手上げ。
せっかく見に来てくれたのに・・・。

校長先生は研修でスイスに行けることになり、もう有頂天!私のやってる「小さな仕事」には興味がない。

すると、午後、センターにプラティバさんが来てくれた。

彼女は日本で障害に関することを勉強され、かつネパールで実践されている尊敬すべき人。

彼女の凄いところは、アメリカンドリームみたいな大きな夢を描かず、出来ることを忠実にしているということ。

とても忙しい中、時間を作ってセンターを見学に来てくれた。

そして、やる気のない先生方を見て、私の苦労を感じ取ってくれた。
座ったまま、立とうともしない先生に一緒に呆れてくれた。

ノルウェーからの支援で買ってもらったスパイスを作るマシーンも、使っているのは利用者ではなく大人達。しかし、ドナーにはまるで利用者が使っているかのような写真を写し報告する。そんな実情すら全て私が話さなくても解ってくれた。

イライラのピーク。

でも、やっぱりその気持ちに気づいてくれたのもネパール人だった。

私が日本に帰国したのち、研修でプラティバさんも日本に行くことになった。
是非日本の職場を見てほしい。それが実現しそう。

彼女が、地道な活動を続ければきっとネパールの未来は明るい。

プラティバさんありがとう。