コロナのせいで激変した私たちの生活。

コロナが憎くてたまらない反面、コロナのおかげ、とまで言っていいのか、私としては恩恵に預かる面もあった。

たとえば卒業式、入学式。
出席する人も限られて、時間も大幅に短縮されたおかげで、作り笑顔でたくさんの人に挨拶して、余計なこと喋ってしまったかな?と心配するようなこともなかった。

去年はまるの学校の参観日もなかった。
先生と個人的に連絡は取ったりすることはあっても、まるの学校生活はなんとなく霧に包まれたようなものだったのに…

今年は新学期始まってすぐに参観日があるみたいで…。

私の中では二つの考えが対立中。

ひとつは、「まるがどんな学校生活を送っているのか、周りとどのくらい馴染めているのか、ぼーっとせずに授業に取り組めているのか、なによりまるが来て欲しいと願っているんじゃないかな」

もう一つは、
「また浮いてるまるを見て気持ちが落ちるんじゃないか、健常児とはやはり違うんだということを思い知らされるんじゃないか、クラスで一人ぼっちでいる彼女をみていたたまれない気持ちになるんじゃないか、
そしてなにより、周りの親の目線が気になり不安でたまらなくなるんじゃないか」

とにかくネガティブなことばかり考えてしまう。
でもそりゃそうだよね、小学の参観日は嫌な思い出しかない。

授業中うろうろ歩いてティッシュをとりにいったり、捨てにいったりしていた1年生。
トイレが間に合わず濡れたズボンで教室に戻ってきた2年生。慌てて私のパーカーを巻いたけど周りのお母さんの冷ややかな目線。あの子ってやっぱり変わってるよね、と。

その後も算数の時間に道徳の本をひたすら読み続けていた日もあったし、もう参観日にいい思い出なんてほんとない。
とくにいつもと違う環境になるから、まるも余計にテンパるんだと思う…

今年。行くか、行かないか。
まだ考える時間はあるけど…

私の子どもってら変わってるの。でもとてもいい子なの、わかってあげてね、なんてサラリと言える母親だったらどんなによかったんだろうか。

コロナ禍に行われる参観日に張り切って出席できる親たちが羨ましいし、輝かしい。